海上機動第2旅団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/26 05:00 UTC 版)
満州で第29歩兵団司令部や第5独立守備隊の一部などから編成。旅団主力(旅団輸送隊欠)は、1944年5月上旬、豪北方面(インドネシア東部・西部ニューギニア)への進出途中に輸送船「青葉山丸」がアメリカ海軍潜水艦の攻撃を受けて大破したため、付近のミンダナオ島のサンボアンガへ緊急上陸した。この際に戦車などの重装備と弾薬の大半を失い、小銃すらも不足していた。 同月末にビアク島にアメリカ軍が上陸したのに対応し、3度にわたって海軍艦艇による逆上陸作戦(渾作戦)を試みたが、すべて中止となりニューギニア西部のソロン(en)に上陸した。その後、付近のサラワティ島へ移動して守備につきながら敗戦を迎えた。食糧不足により多数の戦病死者が発生した。 旅団の一部(約180名)は、渾作戦の際にサンボアンガへ残置され、1945年3月にアメリカ軍の上陸を迎え撃って全滅した。(詳細はミンダナオ島の戦いを参照) 別編成の旅団輸送隊は、旅団主力とは合流できないままセレベス島などで活動した。 歴代旅団長玉田美郎 少将: 横光三徳 大佐:
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