海上油田・ガス田生産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 22:55 UTC 版)
「中国海洋石油集団」の記事における「海上油田・ガス田生産」の解説
中国国内の主な生産地は渤海沿岸、次いで南シナ海東部(珠江河口沖合)、南シナ海西部(海南島周辺)と続いている。このうち渤海は華北の、南シナ海は華南のエネルギー供給地となっている。生産高も成長を示し、2004年には石油・ガスを前年比9%増の3,648万トン(石油換算)生産し、うち中国国内での生産は前年比11%増の2,472万トンに及んだ。これに加えてインドネシア周辺海域でも油田の権益を確保し、生産高の大きな割合を占めている。 東シナ海中央部でもガスを探査しパイプラインで上海方面へ送ろうとしているが、ガスに比べ石油の埋蔵量が少なく、またこの海域での開発は日本の権益を犯すものであるという日本政府からの強い反対があり、本格的な生産は未だ行われていないとみられていたが、気づかれないように少しずつ掘り出しているニュースが流れた。 2011年6月4日には山東半島北岸の渤海湾でアメリカのコノコフィリップスと共同開発していた海底油田・蓬莱19-3油田で石油流出事故が発生した。中国海油や中国政府は当初一か月ほど事故を公表せずにいたが、9月の漏出停止までの間に渤海湾一帯の漁業や環境に大規模な被害を及ぼす結果となった。
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