浅井井頼(あざい いより) ????~????
浅井井頼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 14:33 UTC 版)
浅井 井頼(あざい いより)は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての武将。讃岐丸亀藩客分。近江の戦国大名・浅井長政の庶子。通称は喜八郎、周防守。諱は複数伝わり、政信[14][15]、政賢[注釈 7]・政堅[注釈 8](まさかた)、長春[注釈 9]、政資[18](まさすけ)、長房[注釈 10]など。晩年は作庵と号した。
注釈
- ^ a b 四国新聞1987年10月6日号直井武久「淀殿弟浅井作庵丸亀に死す」にも没年や戒名、御家覚書の記述は載っている。
- ^ 『浅井氏家譜大成』を根拠として、娘の茶々は正室のお市が嫁ぐ前に生まれたともいわれ、長政の実子ではないという説もあるが、婚儀の時期が違うのでやはり長政の子という反論もある。(淀殿#出生について)
- ^ その年に生まれた子の意味。
- ^ 『翁草』『 浅井三代記』によると浅井長政の滅亡の同年5月に生まれた当年子[注釈 3]で、中島左近、小川伝十郎が傅立てて近江国長沢村の福田寺の弟子となり[3]、慶安となったとする[4]。天正元年に産まれということはお江とは同い年なので庶子である[5]。『浅井氏家譜大成』では「虎千代丸長明」とされる[6]が、『寛政重脩諸家譜』では「万寿丸長秀」で、仏門に入り正芸と号し、院号は伝法院。近江国坂田郡長沢村の福田寺の住職となったとある[7][5][8]。この正芸はのちに還俗して、直政と名乗り、豊後に移住したとする別説もある[9]。
- ^ a b 桑田忠親は淀殿の末弟の出家僧を「蒼玉寅首座」として万寿丸にあてている[10]。
- ^ 『浅井氏家譜大成』によれば「円寿丸政治」[11]。
- ^ 『武徳編年集成』による[16]。
- ^ 『徳川実紀』による[16]。
- ^ 『浅井氏家譜大成』による[17]。
- ^ 『大阪陣山口休庵咄』による。
- ^ その記載順も養女の古奈姫より後であり元門真市市史編纂室の大野正義が、北河内とその周辺の地域文化誌『まんだ』第16号(1982、P75)で指摘しているようにより近い関係がうかがわれる。
- ^ 及び「新井白石遺書」の佐々木京極家が延宝六年(1678年)に幕府に提出した江州浅井系図にもある。
出典
- ^ a b (玄要寺過去帳)[要文献特定詳細情報]
- ^ a b (京極家御家覚書)(台徳院殿御実紀)[要文献特定詳細情報]
- ^ 近藤瓶城 編『国立国会図書館デジタルコレクション 通記第二十七 淺井三代記』 第6、近藤出版部〈史籍集覧〉、1919年、274頁 。
- ^ 国史研究会 編「国立国会図書館デジタルコレクション 淀殿略伝(『翁草』より転載)」『新東鑑』国史研究会〈国史叢書〉、1915年、28頁 。
- ^ a b 小和田 2014, p. 15
- ^ 小和田 2010, p. 45.
- ^ 北川 2008, p. 172.
- ^ 堀田正敦『国立国会図書館デジタルコレクション 寛政重脩諸家譜. 第4輯』國民圖書、1923年、988頁 。
- ^ 野村義男「浅井長政二男直政調査異聞」(『真玉郷土研究会報』6号、1985年)
- ^ 桑田忠親『淀君』吉川弘文館〈人物叢書 新装版〉、1985年、49頁。ISBN 4642050043。
- ^ 宮本義己『誰も知らなかった江』毎日コミュニケーションズ〈マイコミ新書〉、2010年。ISBN 9784839936211。
- ^ 白川亨「石川家と石田家」『石田三成とその一族』新人物往来社、1997年、272-288頁。ISBN 4404025505。
- ^ 丸亀2代目勘十郎母。
- ^ a b c d 阿部 1990, p. 9.
- ^ a b c d e 高柳 & 松平 1981, p. 9.
- ^ a b 小和田 2010, p. 162
- ^ 小和田 2010, p. 42.
- ^ a b c d 福田千鶴『江の生涯―徳川将軍家御台所の役割』中央公論新社、2010年、12-13頁。ISBN 9784121020802。
- ^ a b c 小和田 2010, p. 164.
- ^ 直井武久「淀殿の弟―浅井作庵と京極家―」(『香川県文化財保護協会 文化財協会報』昭和62年特別号、1987年)[19]
- ^ a b c 小和田 2010, p. 167.
- ^ 小和田 2010, p. 46.
- ^ 近藤瓶城 1919, p. 284-285.
- ^ 小和田 2010, p. 45-46, 162.
- ^ 小和田 2010, p. 163.
- ^ a b c 小和田 2010, p. 165.
- ^ 北川央「大阪城」2021、P143。柏木輝久「大坂の陣豊臣方人物事典」2016、P87。
- ^ 小和田 2010, p. 166.
- ^ 小和田 2010, p. 166-167.
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