活性作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 16:37 UTC 版)
精製純度が低い1980年代後半のDHA を利用した研究で下記の様な作用に関する報告があるが、作用の解明は不十分であったと指摘されているほか、未だにメカニズムが解明されていない作用もある。 学習機能向上作用(記憶改善、健脳作用) 制がん作用(特に乳がん、大腸がん、肺がん等) 血中脂質低下作用(コレステロール、中性脂肪) 網膜反射能向上作用(視力低下抑制) 血圧降下作用 抗血栓作用(血小板凝集抑制作用) 抗アレルギー作用 抗炎症作用 抗糖尿病作用(血糖値低下) DHAの摂取は血中の中性脂肪(トリグリセライド)量を減少させ、心臓病の危険を低減する。また、DHAが不足すると脳内セロトニンの量が減少し、多動性障害を引き起こすという報告がある。アルツハイマー型痴呆。一方で、DHA投与がアルツハイマー病の症状を改善しなかったとの報告がある。また、ω-3脂肪酸を単独で大量に摂取しても特別な活性作用は得られず、ω-6脂肪酸との摂取バランスが重要と考えられているが、国際的に統一された比率に関する見解は無く各国が独自に定めている。
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