民主党候補指名争い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:30 UTC 版)
「カマラ・ハリス」の記事における「民主党候補指名争い」の解説
2019年1月21日、Twitterで2020年アメリカ合衆国大統領選挙へ立候補したことを表明した。カリフォルニア州オークランドで選挙運動を開始し、2万2000人もの支持者が集まった。 同年6月27日夜にフロリダ州マイアミで開かれた予備選挙に向けた第1回テレビ討論会2日目に出演した。支持率首位に立っていたジョー・バイデンと人種差別問題を巡って激しくやりあったことで注目を集めた。ハリスはバイデンに対して「あなたが人種差別主義者だとは思わないし、共通点を見つける大事さを訴えていることには共感する」「でも、これは個人的なことでもあるが、この国で人種差別によって名声や職を得た2人の上院議員たちを、あなたが評価するのを聞いて、実はとても傷ついた」「それだけじゃない。あなたはバスで送り届けることに反対するために、彼ら(人種差別主義の上院議員たち)と協力した。カリフォルニアのある少女は、公立学校の統合のために第二クラスに入れられ、毎日学校にバスで送迎された。その少女は私だ」と述べ、1970年代に遡ってバイデンが上院議員として「差別撤廃に向けたバス通学」に反対したことを批判した。バイデンは「私の政治的立場全般についての間違った特徴づけだ。私は人種差別主義者を称賛しない。それは本当ではない」と反論した。この討論会で注目を集め、支持率は一時二桁に乗った。 8月に行われたキニピアック大学の支持率調査によれば、バイデン(32%)、エリザベス・ウォーレン(19%)、バーニー・サンダース(15%)に次ぐ4位(7%)と好位置を得ている。 9月12日にテキサス州ヒューストンで第3回討論会では殺傷能力の高い半自動小銃などを大統領令で禁止すべきであると主張した。バイデンが憲法違反であるとして反対すると、彼女はオバマの選挙スローガンを引き合いに「イエス・ウィー・キャンと言いましょう」とバイデンに詰め寄った。 ハリス陣営は第2四半期(4月-7月)に約1200万ドルの選挙資金を調達したと発表していたが、その後は資金繰りに苦しみ、11月にはメリーランド州ボルティモアの選対本部や、ニューハンプシャー州、カリフォルニア州の選対事務所のスタッフが解雇される事態となった。そして12月3日、資金不足を理由に撤退を表明した。 撤退後は2020年3月3日のスーパーチューズデーでの地元カリフォルニア州の予備選の結果が明らかになるまで、別候補への支持表明は控える立場を取った。バイデンが勝利したのを受けて、3月8日にバイデン支持を表明している
※この「民主党候補指名争い」の解説は、「カマラ・ハリス」の解説の一部です。
「民主党候補指名争い」を含む「カマラ・ハリス」の記事については、「カマラ・ハリス」の概要を参照ください。
- 民主党候補指名争いのページへのリンク