歴史的な分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 03:32 UTC 版)
歴史的には歩兵もさまざまな装備・編成で用いられてきた。 槍兵 槍もしくはそれに準ずる棒状の武器で武装した歩兵であり、特に長槍兵などは騎馬に対抗する主力となった。古来から世界各地で見られる一般的な歩兵であり、近接戦闘における主力であった。しかし、銃剣の普及に伴って姿を消した。 弓兵 弓矢で武装した歩兵。弩やクロスボウを装備する歩兵もこれに含む。 これも古来から世界各地で見られる一般的な歩兵であった。主に遠距離から敵陣に矢を放って陣形をかく乱したが、銃や大砲の発達によって姿を消した。 重装歩兵 甲冑や兜・脛当て・盾を装備して防御力を向上させた歩兵で、密な戦列を組んで戦う。密集隊形のおかげで突破力と防御力は高いが、隊列を維持しての高速移動は苦手。 古代ギリシャ、マケドニアのファランクスや古代ローマのレギオンが有名。 戦列歩兵 マスケット銃と銃剣で武装し、戦列(横隊など)を組んで戦闘を行う歩兵である。近世ヨーロッパにおいて極端に発展し、戦闘における主役となったが、銃や砲の性能の向上にしたがって姿を消した。 擲弾兵 擲弾(手榴弾)を投擲する兵士。近世ヨーロッパで登場したが、当時のそれは危険が大きい割に効果が低かったため擲弾を使用する機会がほとんど無くなったものの、精鋭部隊の名誉称号として使われるようになった。 現在では手榴弾は歩兵の一般装備と化しており、あえて言うならばグレネードランチャーや対戦車ロケットランチャーを運用する歩兵がこれに当てはまる。 散兵 戦列を組まず、散開して遠距離射撃を担当する歩兵で、猟兵とも呼ばれる。 現在では密な戦列を組むこと自体がなくなったため、散兵と呼ぶことはほとんどない。猟兵についてはドイツでは空挺部隊(降下猟兵)や山岳部隊(山岳猟兵)、軽歩兵部隊の称号として用いており、フランス軍でも一部の部隊が猟兵を名乗っている。
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歴史的な分類
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コウノトリ目に何を含めるかについては諸説あったが、現代的な視点では、これらはいずれも単系統ではなかった。
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