正式発表にいたるまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:42 UTC 版)
「スターフォックス2」の記事における「正式発表にいたるまで」の解説
スーパーファミコン用ソフトの続編として開発されていた本作は当初、1994年11月15日と16日に東京国際見本市会場で開催された『第6回初心会ソフト展示会』にてお披露目されるタイトルのうちのひとつとして挙げられていたという。その後、1995年1月6日から4日間開催されたCESにて本作の最新画像が公開された。 初代と同様に3Dシューティングであるが、本作は全方位に動くことが可能(スターフォックス64でのオールレンジモードに相当する)。さらに操作する自機にはチャージショット(パワーブラスター)が実装されるなど、64とほぼ変わらない機能を持っている。グラフィック面でも大きな進歩が見られ、そのクオリティは高く、スーパーFXチップのメモリを倍にした新規のチップを使用することを前提としていた(例としては、アンドルフの造形が64のものに近くなっている)。 しかし開発に時間がかかり、次世代機のNINTENDO64の発売が控えていたことから発売が見送られた。その結果、本作のプロジェクトから継承された『スターフォックス64』がシリーズ第2作目として発売される形となる。 ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が開発した『スターフォックス アサルト』の開発中の仮題も『スターフォックス2』であった。 2017年6月27日、任天堂公式Twitterでニンテンドークラシックミニシリーズの1つ『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』が発表され、その中に本作の収録も決定し、同年10月5日に実質的な正式リリースとなった。 任天堂の広報によるとミニスーファミに収録するゲームタイトルを選ぶとき、社内で「いい機会だから」と声が上がり、当時を知る開発者からも「どこかのタイミングで復活させたい」との意見があったという。また、本作に搭載されているスーパーFXチップは技術的に他機種向けのバーチャルコンソール化が難しく、これがミニスーファミへの収録の決め手になったという。 遊びに際しては、同じく収録されているスターフォックスの最初のステージ(レベルはどちらでも可能)をクリアする事で解禁される。 公開に際して、オンラインマニュアルが他の説明書と違い特設サイトが設けられ、設定資料も合わせて公開された。 スーパーFXチップを巡る問題はソフトウェアでの解決が図られたため、2019年12月12日から『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』(Nintendo Switchのオンラインサービス特典ソフト)で配信された。
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