次回作と批判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 16:44 UTC 版)
「グランド・セフト・オートV」の記事における「次回作と批判」の解説
かつてGTAシリーズは、毎年もしくは2年に1度のペースで新作を発売していた が、『GTAオンライン』の課金やプレイヤー数維持の成功、また継続的な無料アップデートなどにより、『GTAV』以降の新作は発売されない状況が続いている。 それにより、YouTubeでのPlayStation 5版『GTAV』の発表動画においては低評価が16万を超え、高評価を大きく上回っている。アップデートにより世界観が大きく変わり、一部のファンからは「ゲーム内の物価のインフレーションが激しい」「GTAオンラインの世界観が崩壊」「そもそもGTAはオフラインのストーリーを楽しむもの」「オンラインがメインのゲームではない」などと批判されている。 ロックスター社側も問題を抱え、2001年の『GTAIII』から開発に携わっていたロックスター・ノースの元社長であるレスリー・ベンジーズが、親会社からの未払い問題によって退社、ノースの社員もこの問題に納得が出来ずにロックスターを次々と退社していった。退社後、新たな社長に変わり、GTAオンラインのアップデートの路線も軍事車両やゲーム内の物価の上昇による課金重視方針、非現実的なアイテムを追加するなど大幅に変更した。 それを見ていたレスリー率いるロックスター・ノースの元社員は、歴代のGTAシリーズとは正反対の作品に変わってしまった事をきっかけに、新会社を設立し『エブリウェア』と呼ばれる本来のGTAシリーズに似たゲームを製作している。その他、ロックスター・ゲームスの創設者のダン・ハウザーも2020年に退社 した。ダンもレスリーの新会社で共に『エブリウェア』の製作に携わってほしいとの声が多数ある。 また、ロックスター・ノースや親会社のロックスター・ゲームスはグランド・セフト・オートV発売以前から何度も自社の方針として「オンラインゲームよりストーリーなどを重要視したオフラインゲームを優先する」と名言しており、過去のGTAシリーズでもストーリーモードのDLCをいくつか発売する他、 GTAIVのマルチモードもほぼ限定的だった事もあり、ロックスター自体、本来オフライン向けゲームがオンラインゲームとして方向転換する事にとても長年批判的だった。 しかしグランド・セフト・オートV発売以降、当初重要視されていなかったGTAオンラインが世界的に成功したため、ロックスター側もオンライン向けのコンテンツを優先する事になってしまった。GTAVのストーリーモードの中止の際に「しかし、オンラインモードはオフラインモードに敵わない、ロックスターはオフライン(ストーリーモード)を最も重要視している。」と改めて自社の主な方針をオフラインモードとしているが、数年以上にわたりGTAVのオフラインモード(ストーリーモード)にコンテンツ追加やサポートなどを一切行っていない。 2022年2月5日にロックスター・ゲームスはGTAシリーズの新作が開発中であると発表した。
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