橋本首相による海上ヘリポート構想の表明とは? わかりやすく解説

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橋本首相による海上ヘリポート構想の表明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 05:23 UTC 版)

普天間基地移設問題」の記事における「橋本首相による海上ヘリポート構想の表明」の解説

嘉手納案が消えた際、次に守屋達が考えたのが陸上から離れ米軍使用水域活用したキャンプ・シュワブ沖の活用であったと言う海上移設する案は造船業界が1996年夏頃から根回しはじめたアメリカ側でも嘉手納案などが暗礁に乗り上げたためそのデッドロックを解くため解決策模索しペリー国防長官キャンベル国防次官代理モンデール駐日大使等が集まった会合最終確認され、軍部了解取り付けた本案このような根回し経て9月13日SACO作業部会アメリカ側から提案されたが、まだ水面下での動きであった日経新聞橋本8月頃、自らQIP工法下記別項詳述)の採用提案した報じている。当初秘書官止まりの話に過ぎなかったが、少数官邸スタッフ練った上でアメリカ側非公式に打診したアメリカ側検討の上提案の形で日本側に回答したのだと言う。なお、防衛庁はこの時点兵員輸送住宅など陸上付属施設の点で難題が多いと慎重姿勢だったと言う船橋洋一によれば根回し行ったキャンベル一週間もの時間要したため、事前に提案知らされていた橋本は「米側決定時間がかかりすぎるのでイライラしていた」という。そのようになった背景として船橋下記挙げている。船橋は「軍がらみの問題ホワイトハウスには上げるなとの暗黙圧力があった」と言う米政府高官言葉紹介している。 クリントン政権の軍嫌悪 大統領選挙中に難題抱えたくないというクリントン政権思惑 事態急展開したのは再び橋本発言によってであった橋本9月17日沖縄での講演にて海上ヘリポート構想について明らかにした。以降、この発想世間一般でも広く知られるようになった。 なお、ヘリポート位置であるが、これも当初からキャンプ・シュワブ沖と明言があったわけではない。しかし、新任防衛庁長官であった久間章生は、1996年11月16日現在地からそう遠くてもいけない。騒音問題もある。キャンプ・シュワブ沖合がかなり有力になるではないか」と述べている。 1996年12月2日にはSACO最終報告提出された。その中で代替施設となる海上ヘリポート機能としては1,300メートル撤去可能な滑走路備えることを挙げている。

※この「橋本首相による海上ヘリポート構想の表明」の解説は、「普天間基地移設問題」の解説の一部です。
「橋本首相による海上ヘリポート構想の表明」を含む「普天間基地移設問題」の記事については、「普天間基地移設問題」の概要を参照ください。

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