森華-H270【シンカ-H270】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10234号 |
登録年月日 | 2002年 3月 25日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 森華-H270 よみ:シンカ-H270 |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 加藤明 | |
品種登録者の住所 | 山梨県中巨摩郡八田村野牛島2450番地8号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 加藤明 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「H210」に「M611」を交配して育成されたものであり、菌さんがやや小葉、中肉の不時栽培向き中温性品種である。菌さんの形は平面が円形、側面が凸形、大きさはやや小、色は褐色、厚さは中である。りん皮の付着部位は全面、大きさは小、色は有である。子実層たくの形状は1型、並び方は正常、幅はかなり狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さはやや短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率はやや大、太さはやや細、表面の色あいは無、毛の有無は有、毛の色は無である。子実体の浸水発生時期は夏秋、発生型は集中、発生温度は中温、発生までの期間は短である。乾物率は15~20%、子実体1個当たりの平均乾重は3.0~3.5g、収量性は中である。「M611」と比較して、菌さんが褐色であること、子実体の発生時期が夏秋であること等で、「H210」と比較して、りん皮が小さいこと、子実体の発生温度が低いこと等で区別性が認められる。なお、「M611」及び「H210」との対峙培養において明確な帯線形成をする。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に育成者の施設(山梨県中巨摩郡八田村)において、「H210」に「M611」を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「菌華-H270」であった。 |
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