森華-H253【シンカ-H253】(きのこ類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9022号 |
登録年月日 | 2001年 3月 28日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 森華-H253 よみ:シンカ-H253 |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 加藤明 | |
品種登録者の住所 | 山梨県中巨摩郡八田村野牛島2450番地8号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 加藤明 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「H210」に出願者の保存菌株(山梨県産)を交配し育成されたものであり、菌さんがやや小葉、硬肉、春秋発生型の不時栽培向き中高温性品種である。対峙培養では「H205」及び「H210」との帯線形成は有、気中菌糸の発達程度は多、菌糸密度及び菌糸生長最適温度は中である。菌さんの形は側面が凸形、大きさはやや小、色は赤褐色、肉質は硬である。子実層たくの形状は2型、並び方は正常、幅はかなり狭、密度は密、色は白色である。菌柄の形は1型、長さはかなり短、菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は大、太さはやや細、表面の色合い、毛の有無及び毛の色は有である。子実体の発生時期は夏秋、発生温度は中高温、発生最盛期までの期間は短である。子実体の1個当たりの平均乾重は2.5~3.0g、収量性はやや少である。「H205」と比較して、15℃における菌糸体の生長速度が遅いこと、菌さんの肉質が硬いこと、子実層たくの形状が2型であること等で、「H210」と比較して、15℃における菌糸体の生長速度が遅いこと、子実層たくの形状が2型であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に出願者の施設(山梨県中巨摩郡八田村)において、「H210」に出願者の保存菌株(山梨県産)を交配し、その菌株の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「加藤-H253」であった。 |
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