株式会社スコラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 03:17 UTC 版)
1981年、講談社が若年男性向け週刊誌の拡充を狙う目的で、株式会社スコラを設立。主に講談社発行の出版物の編集業務を担っていた。その後、1982年に雑誌『スコラ』が創刊され、以後同社は自社による雑誌・書籍の出版を行った。創社当時は販売、宣伝を講談社が担当し、株式会社スコラは編集、広告を担当した。1988年7月以降は、販売、宣伝も株式会社スコラが担当し、事実上の独立をした。創刊当時は『ニュートン』(1981年創刊)や『オムニ』日本語版(1982年創刊)等の科学雑誌の創刊ラッシュが背景にあり、ヌード記事もある大人のためのニュースタイルのサイエンス・マガジンとして計画されていた。事実、小説家の渡辺淳一による「渡辺淳一 未来学対談」などの科学記事も連載されていた。他、評論家の立花隆による連載「青春漂流」や時の人をドキュメンタリータッチで描くロングインタビューの連載など、硬派な側面も合わせもった誌面作りとなっていた。また毎号20名以上の著名人が入れ替わり立ち替わり書くエッセイ集「スコラ・スクランブル」なども連載された。[要出典] 最盛期には、『コミックスコラ』『コミックバーガー』(1996年に『コミックバーズ』に誌名変更)などを始めとする漫画雑誌や、書籍、ビデオ、写真集などを出版、デジタルメディアにも進出していた。主力である『スコラ』の売上げ部数が落ち込むようになり業績が悪化、1999年3月に営業を停止し2001年3月に特別清算する形で消滅した。
※この「株式会社スコラ」の解説は、「スコラ」の解説の一部です。
「株式会社スコラ」を含む「スコラ」の記事については、「スコラ」の概要を参照ください。
- 株式会社スコラのページへのリンク