校訓・教育理念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 02:29 UTC 版)
「鎌倉学園中学校・高等学校」の記事における「校訓・教育理念」の解説
校訓の「礼義廉恥」とは、中国の古典である『菅子』という書物の中に出てくる言葉からとられたもので、「礼」とは「節度を守ること」、「義」とは「自分を実際以上に見せびらかさないこと」、「廉」とは「自分の過ちを隠さないこと」、「恥」とは「他人の悪事に引きずられないこと」をあらわす。言い換えれば、「礼義」とは「人として身につけなくてはならない社会の正しい道理を知ること」、「廉恥」とは「心清くして悪を恥じ、不正を行わないこと」を意味する。創立の時に掲げられた3つの綱領の第2に「本校は礼義廉恥を唯一の信条とし」とあり、この部分を取り上げて校訓とした。中央棟1階エレベーター前にある「礼義廉恥」の書は明治の元勲 松方正義公爵によるもの。 教育のモットーは「文武両道」。ここでいう「武」はスポーツだけを指すのではなく、文化部での活動や生徒会活動でも趣味でもよい。勉強以外にも何か自分の情熱を傾けて打ち込むことを見つけ、今しかできないことに挑戦して欲しい、ということを意味している。 教育理念の1つ「自主自律」とは禅宗の教えからきたものであり、前身である宗学林(そうがくりん)の時代から今日まで受け継がれている。例えば、生徒会の活動に関しては生徒の自主性を重んじているため、企画立案・運営・外部との交渉等は生徒を前面に立たせ、教員は黒衣に徹することにしている。また、高2からのコース選択も成績によって教員が決めるのではなく、生徒が自分の希望を元に、担任にアドバイスを受けながら決めることとしている。
※この「校訓・教育理念」の解説は、「鎌倉学園中学校・高等学校」の解説の一部です。
「校訓・教育理念」を含む「鎌倉学園中学校・高等学校」の記事については、「鎌倉学園中学校・高等学校」の概要を参照ください。
- 校訓・教育理念のページへのリンク