架空の棋士・将棋関係者
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「聖 -天才・羽生が恐れた男-」の記事における「架空の棋士・将棋関係者」の解説
榊圭介 第5巻及び第6巻に登場。村山同様に幼少期に患った難病に加え、複雑かつ貧困な家庭環境に育った中、将棋で生計を立てる道を見つけ出しプロ棋士となるも、東小路秀征(後述)の対局中に持病の発作を起こし長期休場、以降、希望の概念を全否定しつつ、相手に絶望感をも与えるような棋風に転向。 作中では第46期C級2組順位戦5回戦の村山との対局が描写され、村山が再三に亘る榊の奇襲を乗り越え優勢となったものの、最終盤で打ち歩詰めの局面に誘導され、結果は榊が勝利した。 なお、実際の第46期C級2組順位戦5回戦(1987年10月6日)における村山の対局相手は有森浩三であり、当該対局が当期順位戦における村山の唯一の黒星であった。 東小路秀征 第5巻に登場。榊圭介(前述)と同世代と見られる棋士で、榊とは対照的に裕福な家庭環境に育ち、幼少期から将棋の英才教育を受け、プロ棋士となった。 前述の榊との対局に勝利して以降、順位戦において昇級したとされる。 加瀬伸治 第3巻・第4巻では奨励会員、第6巻以降は将棋観戦記者。 奨励会在籍中は村山との唯一無二の友情を育んだが、皮肉にも年齢制限間際の初段昇段を賭けた対局で村山と当たり、“鬼勝負”を余儀なくされ、当該対局に敗れ奨励会を退会。以降は将棋観戦記者などの執筆業で生計を立て、村山との交流は続けられた。 実在する指導棋士・将棋観戦記者の加藤昌彦をモデルにして描写したとされている。 尚、加藤は1980年に小林健二門下で奨励会に入会、12年間で二段まで昇段し、1992年には年齢制限で退会。以降、赤井英和の付き人をしながら役者を志した時期があったものの、1993年には指導棋士の資格を取得し、将棋関連の文筆業に専念して現在に至る。
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