オーストリアまつ (松)
●ヨーロッパアルプスの東部から西アジアに分布しています。川沿いや湿り気のある森林に生え、高さは20~40メートルになります。針葉は2葉で、暗い濃緑色をしています。種名は、この黒に近い葉の色から。不毛の土地にも生育が可能で、開拓種として利用されています。亜種や変種があるようで、写真の個体の表示では P. nigra var. nigraとされていました。別名で「ヨーロッパクロマツ」とも呼ばれます。
●マツ科マツ属の常緑高木で、学名は Pinus nigra。英名は Austrian pine, Austrian black pine。
ポンデローサまつ (松)
●北アメリカの西部、ブリティッシュコロンビア州からメキシコに分布しています。山地の傾斜面に生え、高さは18~30メートルになります。樹形は広円錐形です。木材用や公園樹として植栽されています。材は明るいクリーム色で、家具や内装材、ベニアなどに利用されます。モンタナ州の州木ともなっています。
●マツ科マツ属の常緑高木で、学名は Pinus ponderosa。英名は Ponderosa pine, Western yellow pine。
ストローブまつ (松)
●カナダのニューファウンドランド州からマニトバ州、南はアメリカのジョージア州にかけて分布しています。高さは30~60メートルになり、建築材や建具に利用されます。わが国でも北海道などの寒冷地に植栽されています。樹皮は灰褐色で、樹齢が重なると鱗片状になります。葉は5葉で光沢があり、5月ごろ花を咲かせます。球果は10~15センチです。
●マツ科マツ属の常緑高木で、学名は Pinus strobus。英名は White pine, Eastern white pine。
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