東横INNクラブ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 20:05 UTC 版)
会員制度として「東横INNクラブ」がある。旧称は「4&5クラブ」で、この名称はアメリカ合衆国のモーテルの宿泊料金が40 - 50米ドルであることに由来する。会員は以下のような特典が受けられる。 会員カード(東横INNクラブカード)は、年会費が必要なクレジット機能付と、年会費不要の「東横INNクラブカードインターナショナル」がある。年会費不要の「東横INNクラブカードインターナショナル」は入会金(2019年9月までは1,500円)のみで利用でき、フロントにてWebカメラを使用した顔写真撮影ののち即時発行が可能である。なお、クレジット機能付についても、年会費相当分の商品券が毎年送付されるため実質的には無料である。 通常チェックインは16:00からであるが、予約の際に申請することにより、15:00からのアーリーチェックインが可能である。 予約受付開始は6か月前から可能(一般客は3か月前からとなっている)。また一部店舗においては、会員専用の客室(予約枠)を設定している。 自社サイトから予約の場合、日曜・祝日の宿泊料金が全店全室とも20%引きとなる。 男女とも10泊につき、またレディース会員(女性、クレジット機能付のみ)に限り5泊につき、それぞれシングル1泊が無料となる。なお、このサービスには特に制限はなく、全店とも通年で使用可能であり、連泊の際もポイントの残高に応じて複数回の使用が可能である。但し、店舗によってはデラックスシングルは使用不可とするなど一部制限を加えている場合もある。 会員カードには非接触型のICカード機能(FeliCa)を搭載しており、精算時にポイントが加算される。ポイントについては、ロビーに設置しているパソコンでも容易に確認できる。なお、会員カードをルームキーとして使用する店舗もある(開業が新しい店舗に多い。また、店舗によっては、1階からエレベーターに乗る際はカードリーダーに会員カードをかざさないとエレベーターに乗れないよう制限をかけていることもある)が、会員カードがない場合はチェックインの際にルームキーとなる専用のICカードを貸与される。 精算時に会員カードがない場合、宿泊料金は割高な一般客料金が適用されるだけでなく、ポイントの即時付与もなされないため注意が必要(なお、ポイントは後日申請書を東横インに郵送することで後付けが可能)。ただ、現在はスマートフォン向け専用アプリに「デジタル会員証」の機能があるため、ここに予めカード情報を登録しておけば、スマートフォンを会員カードの代わりとして使用することも可能である。
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