東京の講談
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:01 UTC 版)
現在、講談師の所属団体には「講談協会」とそこから神田派が分裂し成立した「日本講談協会」がある。定席は本牧亭と永谷商事の演芸場があったが、本牧亭は閉場(のちに破産)。一部の講談師は「落語芸術協会」や「落語協会」にも所属し落語定席に出演しているほか、浅草木馬亭で行われる浪曲定席にも出演している。 また女性の進出が目覚ましい分野であり、近年の若手講談師はむしろ女流が中心となっている。特に若手の入門者は女性が圧倒的に多く、講談協会では1988年から2012年まで、男性真打が一人も誕生しなかったほどであるが、3代目神田松鯉が講談師二人目の「人間国宝」となり、さらに弟子である6代目神田伯山の登場により男性の入門希望者も散見されるなど、講談の人気も徐々に取り戻しつつある。 講談協会(宝井琴梅会長) 日本講談協会(神田紅会長)
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