本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技全国大会とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技全国大会の意味・解説 

Honda エコ マイレッジ チャレンジ

(本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技全国大会 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 06:02 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
Honda エコ マイレッジ チャレンジが開催されるツインリンクもてぎ(写真は南ゲート)

Honda エコ マイレッジ チャレンジ(ホンダ-)は、ホンダが開催している低燃費競技会で、走行前後の計測にもとづいて1リットルのガソリンあたりでどれだけ走れるかを競う。通称エコラン。かつての大会名は本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技全国大会であったが、2010年の開催30周年を機に現名称へ変更された。

概要

ホンダの50cc4ストロークエンジンを搭載したオリジナルの車両を製作、大会では一定の距離を平均時速25kmを満たす制限時間内に走行し、消費したガソリンの量から燃費を算出する。スーパーカブを使った市販車クラスも存在し、また、タイや中国など海外のチームも参戦し好成績を残すなど大会のグローバル化が進められる。近年はGr.1クラスに出場する中学生チームも多い。燃費の良さだけを競うだけでなく、クラシックカーや観光バスのミニチュアなどデザインに力を注ぐチームも多く参加している。表彰に関しても、最優秀賞から新人賞、デザイン賞など様々な部門ある。例年400台以上が参加している。

なお本田宗一郎杯を争う全国大会だけでなく鈴鹿九州などで地方大会や、タイ中国ベトナムなど海外大会も開催されている。

沿革

クラス分け

ニューチャレンジクラス以外は全て50ccエンジンがベースとなる。なお、エンジンはHonda製エンジンをベースにすることが必須である。

  • Gr.1(中学校クラス)
  • Gr.2(高等学校クラス)
  • Gr.3(大学.短大.高専.専門学校クラス)
  • Gr.4(一般クラス)
  • 2人乗りクラス
  • ニューチャレンジクラス(150cc以下)
  • 市販車クラス(50cc。基本構造はスーパーカブ市販車の状態)

過去の記録

全国大会で最優秀賞を受賞したチームのみ記載する

回数 日時 場所 記録 勝者
第1回 1981年(昭和56年)6月21日 鈴鹿 292.50km/L 成蹊大学
同年10月11日 桶川 621.80km/L 破速車
第2回 1982年(昭和57年)6月20日 鈴鹿 427.06km/L インフェルノ
同年11月21日 桶川 904.88km/L インフェルノ
第3回 1983年(昭和58年)10月9日 桶川 973.68km/L クライスコルベンモーター
第4回 1984年(昭和59年)10月21日 桶川 932.77km/L 青山学院大学熱工学研究
第5回 1985年(昭和60年)10月27日 桶川 1,140.00km/L 爽風会&SRT
第6回 1986年(昭和61年)11月9日 桶川 999.10km/L 爽風会&タクIVY NO!
第7回 1987年(昭和62年)10月25日 桶川 832.40km/L EVOLITON-III
第8回 1988年(昭和63年)10月23日 桶川 1,396.64km/L 再輝
第9回 1989年(平成元年)9月24日 桶川 1,253.73km/L 再輝
第10回 1990年(平成2年)11月4日 桶川 1,194.67km/L 再輝
第11回 1991年(平成3年)9月23日 日本自動車研究所 1,461.05km/L 再輝
第12回 1992年(平成4年)9月20日 日本自動車研究所 1,503.06km/L SECONO
第13回 1993年(平成5年)9月19日 日本自動車研究所 1,498.25km/L ツアンラート
第14回 1994年(平成6年)9月18日 日本自動車研究所 3,014.71km/L TEAM1200
第15回 1995年(平成7年)9月16日 日本自動車研究所 1,289.47km/L ゲトリーベ
第16回 1996年(平成8年)10月20日 日本自動車研究所 1,899.62km/L TEAM1200
第17回 1997年(平成9年)10月19日 ツインリンクもてぎ 1,766.56km/L TEAM200
第18回 1998年(平成10年)10月11日 ツインリンクもてぎ 2,325.36km/L ゲトリーベ
第19回 1999年(平成11年)10月10日 ツインリンクもてぎ 2,741.78km/L TEAM1200
第20回 2000年(平成12年)10月1日 ツインリンクもてぎ 3,165.99km/L チーム・ベィント
第21回 2001年(平成13年)9月24日 ツインリンクもてぎ 3,435.33km/L 富士エコラン・チーム白糸
第22回 2002年(平成14年)9月23日 ツインリンクもてぎ 2,433.18km/L 富士エコラン・チーム白糸
第23回 2003年(平成15年)9月21日 ツインリンクもてぎ 2,410.51km/L 小松原高校自動車部C
第24回 2004年(平成16年)10月3日 ツインリンクもてぎ 1,917.746km/L A.T.E SCHOOL
第25回 2005年(平成17年)10月2日 ツインリンクもてぎ 2,979.580km/L A.T.E SCHOOL
第26回 2006年(平成18年)10月1日 ツインリンクもてぎ 2,537.866km/L 水曜クラブ
第27回 2007年(平成19年)10月7日 ツインリンクもてぎ 2,851.501km/L 水曜クラブ
第28回 2008年(平成20年)10月19日 ツインリンクもてぎ 2,881.236km/L 水曜クラブ
第29回 2009年(平成21年)10月11日 ツインリンクもてぎ 2,474.742km/L チームファイアボール
第30回[1] 2010年(平成22年)10月10日 ツインリンクもてぎ 3,021.720km/L ATP
第31回[2] 2011年(平成23年)10月9日 ツインリンクもてぎ 3,644.869km/L チームファイアボール
第32回[3] 2012年(平成24年)9月16日 ツインリンクもてぎ 3,242.784km/L 水曜クラブ
第33回[4] 2013年(平成25年)10月6日 ツインリンクもてぎ 2,563.250km/L TEAM10xKUMAMOTO
第34回[5] 2014年(平成26年)9月28日 ツインリンクもてぎ 2,503.332km/L 水曜クラブ
第35回[6] 2015年(平成27年)9月20日 ツインリンクもてぎ 2,614.544km/L チームファイアボール
第36回[7] 2016年(平成28年)10月2日 ツインリンクもてぎ 2,578.504km/L 水曜クラブ
第37回[8] 2017年(平成29年)10月1日 ツインリンクもてぎ 2,791.897km/L 富士エコラン・チーム白糸
第38回[9] 2018年(平成30年)9月30日 ツインリンクもてぎ 3,056.121km/L PANJAVIDHYA

脚注

[脚注の使い方]

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技全国大会」の関連用語

本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技全国大会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



本田宗一郎杯Hondaエコノパワー燃費競技全国大会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのHonda エコ マイレッジ チャレンジ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS