木造普賢延命菩薩坐像
主名称: | 木造普賢延命菩薩坐像 |
指定番号: | 3306 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1975.06.12(昭和50.06.12) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 彫刻 |
ト書: | |
員数: | 1躯 |
時代区分: | 平安 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 等身の普賢延命菩薩像。明治初年までは、柞原八幡宮の普賢堂に祀られていたという。 榧材を用いた一木彫成像で、両脚部・各手を別材製とする。大き目の頭部とそこに刻まれた面貌には古様がうかがわれるが、躰部・両脚部等の肉取りは薄目となり、衣褶も太く平行線状にたたまれ、全体に形式整斉への傾向がみとめられ、また共木彫出の天冠台、胸飾・釧なども装飾性が目につくことなどから、制作は平安時代十世紀末乃至十一世紀に入ってからと考えられる。宇佐文化圏とも呼ばれる特色ある地域での古像として、また彫像では珍しい像種のものとして貴重な遺品である。 |
木造普賢延命菩薩坐像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 06:27 UTC 版)
「法隆寺の仏像」の記事における「木造普賢延命菩薩坐像」の解説
重要文化財。平安時代。像高91.8センチ。もとは金堂に安置されていた。20臂を有する密教系の菩薩像である。クスノキ材の一木造で内刳をほどこす。両脚部、両肩から先などに別材を矧ぐ。彩色は大部分剥落している。脇手は手首ないし前膊部を後補とするものが多い。持物のすべてと方形の台座も後補。杉材の光背は当初のもので、剥落が多いが当初の彩色を残している。
※この「木造普賢延命菩薩坐像」の解説は、「法隆寺の仏像」の解説の一部です。
「木造普賢延命菩薩坐像」を含む「法隆寺の仏像」の記事については、「法隆寺の仏像」の概要を参照ください。
- 木造普賢延命菩薩坐像のページへのリンク