朝鮮銀行期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 09:33 UTC 版)
1911年(明治44年)法律第48号「朝鮮銀行法」(同年8月15日施行)に基づいて発行。100円券(1914年9月1日発行、図案は大黒天)、10円券(1915年11月1日発行、寿老人)、5円券(1915年11月1日発行、寿老人)、1円券(1915年1月4日発行、寿老人) ※ 日本語で「明治四十四年三月法律第四十八号朝鮮銀行法ヲ遵奉シテ発行スルモノ也」、「此券引換に金貨又は日本銀行兌換券○円相渡可申候也」の記載あり。 ※ 寿老人の肖像は朝鮮の政治家・思想家である金允植をモデルとしたものといわれている。 改造100円券(1938年12月1日発行)、改造10円券(1932年6月1日発行)、改造5円(1935年6月1日発行)、改造1円(1932年1月4日発行) ※ 図案はすべて寿老人。 1942年(昭和17年)法律第67号「日本銀行法」に基づく内地での不換紙幣発行に関連して発行(記号・番号あり)。甲100円券(1944年11月1日発行)、甲10円券(1944年2月1日発行)、甲5円券(1944年2月1日発行) ※ 日本語で「此券引換に日本銀行券○円相渡可申候也」の記載あり。 ※ 図案はすべて寿老人。 記号のみで番号が省略された紙幣の発行(1944年以降)。甲10円券(1944年5月10日、11月15日(漉かし変更)発行)、甲5円券(1945年2月15日発行)、改造1円券(1944年10月15日発行) ※ 図案はすべて寿老人。 太平洋戦争終戦(1945年8月15日)直後の発行(番号なし)。乙100円券(1945年9月1日発行)、乙10円券(1945年12月10日発行)、乙1円券(1945年10月10日発行) ※ 図案はすべて寿老人。 ※ 1000円券の発行も予定された(1945年9月1日、図案は寿老人)が、中止された。また、台湾銀行と同様に、日本銀行券の甲1000円券(図案は日本武尊)に「朝鮮銀行券」と加刷した1000円券の発行も予定された(発行予定日は不明)が、中止された。
※この「朝鮮銀行期」の解説は、「朝鮮銀行」の解説の一部です。
「朝鮮銀行期」を含む「朝鮮銀行」の記事については、「朝鮮銀行」の概要を参照ください。
- 朝鮮銀行期のページへのリンク