春のかがやき【ハルノカガヤキ】(食用作物)
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登録番号 | 第15120号 |
登録年月日 | 2007年 3月 15日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | 春のかがやき よみ:ハルノカガヤキ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 群馬県 | |
品種登録者の住所 | 群馬県前橋市大手町一丁目1番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 折茂佐重樹、高橋利和、成塚彰久、大澤実、齋藤幸雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「西海168号」(後の「きぬいろは」)に「関東100号」(後の「バンドウワセ」)を交配して育成されたものであり、育成地(群馬県前橋市)における成熟期はやや早、粒質が粉状質、最高粘度が大の製麺向きの品種である。叢性は中、株の開閉はやや閉、鞘葉の色は無である。稈長はやや短、稈の細太及び剛柔は中、ワックスの多少は少、葉色は中、葉身の下垂度はやや小、フレッケンの有無・多少は少である。穂型は紡錘状、穂長、粒着の粗密及び穂の抽出度は中、ワックスの多少は少、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少及び芒長は中、ふの色は褐である。粒の形は中、大小はやや大、色は赤褐、黒目の有無・多少は無~極少、千粒重及び容積重は中、原麦粒の見かけの品質は中の上、粗蛋白質及び灰分含量は中である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はⅡ、茎立性はやや早、出穂期は早、成熟期はやや早、耐倒伏性はやや強、穂発芽性は難、脱粒性は中、収量性はやや多である。粒の硬軟は中、粒質は粉状質、製粉歩留及びミリングスコアはやや高、60%粉粗蛋白質及び60%粉灰分含量は中、60%粉アミロース含量はやや少、粉の白さ、明るさ、色づき、明度及び赤色みは中、黄色みはやや高、吸水率及びバロリメーターバリュウは中、生地の力の程度はやや小、伸長抵抗はやや弱、伸長度及び形状係数は中、最高粘度及びブレークダウンは大である。しま萎縮病抵抗性は強、赤かび病抵抗性はやや弱、うどんこ病抵抗性は中、赤さび病抵抗性はやや強である。「農林61号」と比較して、稈が短いこと、出穂期が早いこと、しま萎縮病抵抗性が強いこと等で、「つるぴかり」と比較して、ふの色が褐であること、粒質が粉状質であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成元年に群馬県農業総合試験場(現群馬県農業技術センター、前橋市)において、「西海168号」(後の「きぬいろは」)に「関東100号」(後の「バンドウワセ」)を交配し、5年に雑種第6代で選抜し、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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