映画『ジョーズ』のクイントへの影響
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「フランク・マンダス」の記事における「映画『ジョーズ』のクイントへの影響」の解説
マンダスはピーター・ベンチリーの小説『ジョーズ』やそれを原作とした映画『ジョーズ』に登場するサメハンターのクイントのモデルになったとよく言われている。ベンチリーはマンダスからインスピレーションを得たことを否定し、映画についても関係がないと述べていた。しかし、クイントを演じたロバート・ショウは間違いなく映画では彼を描いていたと述べている。さらに、多くのモントークの住人は、マンダスは間違いなくクイントのモデルであったと言っている。クリケットII号の乗組員だったジョン・イーベルは、ベンチリーは個人的にはマンダスがモデルであることを認めていたが、法的な観点から公には否定していたと述べている。他にも根拠として、 マンダスとベンチリーは1974年の小説の前にモントークからサメ狩りに出かけていたし、1974年にはABCの番組『アメリカン・スポーツマン(英語版)』には、クリケットII号に一緒に乗っている場面が撮影されていた。 本の中で、物語の舞台となる架空の港町アミティ島は、ニューヨーク州のブリッジハンプトンとイーストハンプトンの間にあるとされ、後者はモントークに近い。 クイントの船は「プロミスド・ランド(約束の地)」と呼ばれる場所に停泊していたとされるが、マンダスの船のもまたモントークのすぐ西方、ニューヨーク州ナピアーグの「プロミスド・ランド」と呼ばれる場所でよく停泊していたと言われる。 モントークの実業家であるジョー・ガヴィオラは言う。「彼はクイントだ。本を読めば、全部フランクだとわかるさ。ベンチリーは彼と一緒に一週間も釣りをしていたんだぜ。勘弁してくれよ。彼はクイントだ」。 フランクもクイントもトランシーバー(双方向無線機)を嫌っていた。 『ジョーズ』の登場人物との比較では彼のWEBサイトで、彼自身の見解が引用されている。 映画『ジョーズ』の感想は? あまりにも馬鹿馬鹿しくて、俺が今まで観た中では一番笑えてくだらない映画だった。例えば船尾のクリートに2本のボルトで固定されているだけの、あんなちゃちな線で、サメが船を後ろに早く引っ張れるわけがない。それにサメのアゴを茹でたことだってない。そんなことをしても顎の軟骨が溶けて、バケツの底に歯の塊ができるだけだ。 『ジョーズ』のサメハンター「クイント」はあなたをモデルにしたとされているが本当か? どのような点が似ているのか? そう、確かに奴は俺だった。奴は俺と同じように人の扱い方を知っていた。それにサメ釣りの方法も、俺の方法に基づいた似た方法を用いていた。ただ、唯一の違いは銛銃の実射確認を行った時、それが機能しないことがわかったら、俺は直接銛を手にとって用いるというところだ。それでダート(投げ矢)を魚にヒットさせ引き抜く。
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