星状神経節ブロック(せいじょうしんけいせつ-)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/13 05:34 UTC 版)
「神経ブロック」の記事における「星状神経節ブロック(せいじょうしんけいせつ-)」の解説
痛みの原因となる神経線維の末梢神経や交感神経節に対し、局所麻酔薬を浸透させることで、神経そのものの機能を一時的に麻痺させ、交感神経を抑制し痛みの伝達をブロックする。交感神経節ブロックとも呼ばれる。神経痛だけでなく顔面神経麻痺・突発性難聴・多汗症の治療などにも用いられる。
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星状神経節ブロック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 21:21 UTC 版)
「ペインクリニック」の記事における「星状神経節ブロック」の解説
星状神経節は首に左右一対存在する長さ3㎝の交感神経の合流点(神経節)。星状神経節ブロックとは、この部位に局所麻酔薬を注入することで、交感神経の機能を一時的に押さえ込んで、血管を拡張して血液の流れを改善する治療法。交感神経の遮断により、顔面、頭部、上肢、上胸部の血管が拡張し、血液の循環が良くなる。交感神経を遮断することで痛みの悪循環と呼ばれる痛みの慢性化を作り出す機構を抑え込むことができる。適応範囲は広く、頭部から胸部の痛みや、しびれ、麻痺、血流障害などをきたす疾患が対象で、主な適応疾患は、種々の頭痛、帯状疱疹痛、帯状疱疹後神経痛、複合性局所疼痛症候群、幻肢痛、顔面神経麻痺、突発性難聴、アレルギー性鼻炎、網膜色素変性症、網膜中心動・静脈閉塞症、頸椎・椎間板ヘルニアなど。
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