たいじょうほうしんご‐しんけいつう〔タイジヤウハウシンゴ‐〕【帯状×疱×疹後神経痛】
帯状疱疹後神経痛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 06:03 UTC 版)
帯状疱疹後神経痛(たいじょうほうしんごしんけいつう、英語: Postherpetic neuralgia, PHN)とは、帯状疱疹に伴う神経痛様疼痛の総称で、皮疹が生じている最中の激しい疼痛と、皮疹治癒後に継続する痛みである。なお、皮疹発症後1〜3カ月を越えて残る疼痛は、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる。これは急性期の炎症によって、神経に強い損傷が生じたことで起きる。 急性期の痛みは、皮膚の炎症や神経の炎症によるが、帯状疱疹後神経痛は神経の損傷によるものなので、痛みが残った場合は、ペインクリニックで麻酔科医による神経ブロック注射の麻酔が必要になる。なおこの症状は、皮膚症状が重症な人、眠れないほどの痛みがある人、または高齢者ほど残り易いとされ、約30%が帯状疱疹後神経痛に移行するとの報告がある。
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