明鏡橋とは? わかりやすく解説

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明鏡橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 01:08 UTC 版)

明鏡橋(めいきょうばし)は、山形県西村山郡朝日町にある最上川に架かる橋。

旧明鏡橋と新明鏡橋の2つが現存し、どちらも供用されている。

旧明鏡橋

明鏡橋(旧明鏡橋)

基本情報
日本
所在地 山形県西村山郡朝日町玉ノ井[1]
交差物件 最上川
座標 北緯38度20分0.8秒 東経140度10分17.7秒 / 北緯38.333556度 東経140.171583度 / 38.333556; 140.171583
構造諸元
形式 アーチ橋[1]
材料 鉄筋コンクリート[3]
全長 74.3 m[2]
5.5 m[2]
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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旧明鏡橋1875年に完成した最上川本流では初めて架けられた橋である[1]五百川峡谷の場所に立地し、朝日町の玉ノ井地区と和合地区を結ぶ。経費の全ては地元で負担された。その後、洪水等で流失が相次ぎ、現存する橋は5代目で1936年10月に竣工したもの。開通後は後述の新明鏡橋の完成まで国道287号として機能し、現在も町道として使われている現役橋である[1][4]。開腹部のアーケード形状、高欄の逆アーチ形状等のデザイン的に優れていることから2006年土木学会選奨土木遺産に選定されている[3]

新明鏡橋

国道287号標識
明鏡橋(新明鏡橋)

基本情報
日本
所在地 山形県西村山郡朝日町玉ノ井 - 和合
交差物件 最上川
座標 北緯38度20分0.4秒 東経140度10分21.6秒 / 北緯38.333444度 東経140.172667度 / 38.333444; 140.172667
構造諸元
形式 アーチ橋[2]
材料 鉄筋コンクリート製
全長 115 m[2]
17.3 m[2]
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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新明鏡橋は、国道287号和合バイパスの一部として2005年11月に開通した。明鏡橋としては6代目にあたる。山形県が旧明鏡橋の架け替え工事として2002年9月に着手。工事には両端から伸びるように橋を造る"トラス張り出し架設工法"が採用され、旧橋と同様に橋脚がないアーチ形の鉄筋コンクリート製としている。また、工事関係者などの見学用に2004年3月、工事現場近くに高さ2 m、広さ64 m2の台が設けられ、一般見学者にも開放された[5]

脚注

  1. ^ a b c d 旧明鏡橋 (PDF)
  2. ^ a b c d e FR06:川を渡る橋・山形県 (PDF)
  3. ^ a b 明鏡橋”. 土木学会 選奨土木遺産. 2019年4月30日閲覧。
  4. ^ 旧明鏡橋:あさひまちエコミュージアム”. 山形県朝日町見学情報データベース. 2019年4月30日閲覧。
  5. ^ “やまがた橋物語-最上川第3部【明鏡橋(朝日)】”. 山形新聞. (2007年5月29日). http://yamagata-np.jp/bridge/bridge_detail.php?river=mogami&section=3&num=12 2019年4月30日閲覧。 

外部リンク

  • 明鏡橋 - 三協コンサルタント株式会社
  • 明鏡橋 - 最上川電子大辞典



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