明尊とは? わかりやすく解説

みょうそん 【明尊】

平安時代天台宗僧。小野道風の孫で和歌よくした園城寺学び一条天皇から八宗博士の称を頂いた園城寺長吏から天台座主任じられたが叡山徒の反対でなれず、のち三日間だけ座主となり、あとは平等院志賀寺住んだ。(九七一~一〇六三)

明尊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/14 10:03 UTC 版)

明尊(みょうそん、天禄2年(971年)- 康平6年6月26日1063年7月24日))は、平安時代中期の天台宗の僧。志賀僧正と称される。父は兵庫頭・小野奉時で、三蹟小野道風は祖父にあたる。

略歴

幼いときに園城寺(三井寺)に入り、余慶から顕教密教の2教を学び、慶祚からその奥義を伝授された。円満院に住して園城寺法務を兼ね僧正まで至っている。1038年長暦2年)天台座主に任じられると、円仁の流れを汲んだ宗徒がそれに激しく反発、翌1039年(長暦3年)関白藤原頼通に強訴したことから、座主を辞さざるを得ず円仁派の教円が座主に就任した。その直後園城寺は延暦寺とは別に戒壇を設けることを奏上したが、山門派の反対にあい実現しなかった。1045年寛徳2年)園城寺長吏、1048年(永承3年)天台座主に就任したが、山門派・寺門派の対立により3日で座主職を辞職せざるを得なくなった。1053年天喜元年)牛車を許され、翌1054年(天喜2年)平等院検校に任じられている。明尊に帰依していた頼通は、1060年(康平3年)明尊の90歳になったのを祝賀している。




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