園城寺長吏とは? わかりやすく解説

園城寺長吏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 05:34 UTC 版)

長吏 (社寺の長官)」の記事における「園城寺長吏」の解説

園城寺の長たる僧を園城寺長吏といい、あるいは三井長吏ともいう。貞観元年(859年)に天台寺門宗宗祖である円珍三井寺別当補任されたのに始まる。 その後は、三井寺三門跡である円満院門跡実相院門跡、常住院門跡皇族はじめとする門主から補任された。 しかし、江戸時代には、これら三門跡に代わり聖護院門跡が最も多く園城寺長吏を輩出するようになる。 「続群書類従補任部に掲載の「園城寺長吏次第」(鎌倉時代)には、園城寺歴代の長吏について、補任月日などが記載されている。 現在では宗教法人園城寺の代表役員をもって終身任期長吏とし、信徒総代僧侶による総代会選出されており、2020年10月、第164長吏として福家俊彦氏が選任された。 参考例として、江戸時代聖護院門跡から園城寺長吏となった者は以下の通り。 道晃親王 後陽成天皇皇子慶長17年3月8日生。延宝7年6月18日。 道寛親王 後水尾天皇皇子正保4年4月28日生、延宝4年3月8日。 道祐親王 後西天皇皇子寛文10年9月27日生、元禄3年12月18日。 道尊親後西天皇皇子延宝3年12月12日生、宝永2年9月28日。 道承親王 伏見宮邦永親王の子東山天皇猶子元禄8年正月13日生、正徳4年7月9日。 忠誉親王 中御門天皇皇子享保7年11月5日生、天明8年4月11日 増賞親王 有栖川宮職仁親王の子享保19年4月13日生、明和7年6月25日

※この「園城寺長吏」の解説は、「長吏 (社寺の長官)」の解説の一部です。
「園城寺長吏」を含む「長吏 (社寺の長官)」の記事については、「長吏 (社寺の長官)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「園城寺長吏」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「園城寺長吏」の関連用語

園城寺長吏のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



園城寺長吏のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの長吏 (社寺の長官) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS