旧・総合指令所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 00:34 UTC 版)
当車両基地の小石川分室廃止後は、塗装工場であったスペースは総合指令所に転用した。この場所は地上車両基地の高架下であり、外部からわからない場所であり、車両工場であったことから天井が高く大きなスペースが確保できるためであった。地上1階部が機器室、地上2階部が指令所と事務所(寝室・更衣室・会議室を含む)である。 ただし、2017年(平成29年)7月から8月末にかけて別な場所に移転、当所の指令所は閉鎖された。 かつて、営団地下鉄各路線の運輸指令所は3か所に分かれており、異常時の連携などに問題があったほか施設の老朽化が著しかった。同時に日比谷線上野駅にあった電力指令所を当地区に統合することとした。最終的には1996年(平成8年)3月15日に総合指令所が発足し、「運輸指令(運転・旅客)」・「電力指令」・「車両指令」・「施設指令」がワンフロア―に集約された。 1988年(昭和63年)12月 - 3か所に分散していた指令所を、小石川地区1か所に統合することを決定。 1990年(平成2年)3月 - 総合指令所の建築工事に着手。 1991年(平成3年)2月 - 銀座運輸指令所(銀座線・丸ノ内線・日比谷線)が当所に移転。同年11月、南北線開業に伴い同線の指令を開始。 1992年(平成4年)12月 - 大手町運輸指令所(東西線・千代田線)が当所に移転。 1994年(平成6年)6月から10月 - 上野から電力指令所が当所に移転。 9月 - 桜田門運輸指令所(有楽町線)が当所に移転。 1995年(平成7年)12月 - 桜田門運輸指令所(半蔵門線)が当所に移転。 1996年(平成8年)3月15日 - 営団地下鉄(当時)総合指令所が発足。 2017年(平成29年)7月から8月末 - 総合指令所は別な場所に移転、当所の指令所は閉鎖。
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