日本初のアダルトゲームに関する論争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 22:26 UTC 版)
「野球拳 (ハドソンのゲーム)」の記事における「日本初のアダルトゲームに関する論争」の解説
本作の発売年は定かとなっていない。一方、2000年にリリースされた歴代の美少女ゲームを収集し批評した書籍『パソコン美少女ゲーム歴史大全1982‐2000』や美少女ゲームのレビューを収集した『美少女ゲームマニアックス』を含め、一般には1982年に発売された『ナイトライフ』が日本最古のアダルトゲームとされているが、ハドソンの『野球拳』を最も古い日本製アダルトゲームとする文献が複数存在する。パソコンゲーム誌の編集者である前田尋之は著書の『ぼくたちの美少女ゲーム クロニクル』で本作を日本初のアダルトゲームとし、1981年に発売された作品として紹介している。とりわけ前田は『野球拳』が日本初のアダルト「ゲーム」であるのに対し、『ナイトライフ』は日本初のアダルト「ソフト」と表現している。また、アダルトゲームの歴史についてまとめた『エロゲー文化研究概論 増補改訂版』では、1981年3月に出版された書籍『マイコン機械語入門』(電波新聞社出版)に掲載されたハドソンのゲーム広告のページが抜粋されており、本作が通信販売のラインナップにあったことが紹介されている。さらに同書では、1996年1月にNHKスペシャル枠で放送されたドキュメンタリー番組『新・電子立国』の第4回において、1979年夏にパソコン専門誌『月刊マイコン』にハドソンによる初期のゲームソフト群の広告が掲載され、そのなかに『野球拳』が含まれたと述べられているとし、記録上最古の日本製アダルトゲームとして位置づけている。
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