日本の著名な怨霊
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井上内親王(井上皇后)、他戸親王、早良親王(崇道天皇)(奈良時代末〜平安時代) - 桓武天皇により奈良や京都などの御霊神社に祀られる 菅原道真(天満大自在天神/天神)(平安時代前期) - 日本三大怨霊、日本太政威徳天とも呼ばれ日本を滅ぼす怨霊神として恐れられる。京都の北野天満宮や福岡の太宰府天満宮他、日本全国の天満宮に祀られる 平将門(平安時代中期〜) - 日本三大怨霊、将門塚周辺では祟りが起こるとして恐れられる。築土神社(東京都千代田区)や神田明神(東京都千代田区)などに祀られる 崇徳上皇(平安時代後期) - 日本三大怨霊、「日本国の大魔縁となり、皇を取って民とし民を皇となさん」と述べ、貴族の世を終わらせて武士の世にしたと恐れられる。白峰宮(香川県坂出市)や白峯神宮(京都市上京区)に祀られる 安徳天皇、平家一門(平安時代末〜鎌倉時代) - 怨霊を鎮めるため源頼朝により長門国赤間関(現在の山口県下関)に阿弥陀寺御影堂(安徳天皇社、現在の赤間神宮)が建てられる 後鳥羽上皇(顕徳上皇)、順徳上皇(鎌倉時代初期) - 怨霊を鎮めるための今宮(新宮)が鶴岡八幡宮に創建される。また、後鳥羽上皇の遺勅により摂津国水無瀬(現在の大阪府島本町)の離宮跡に建立された御影堂(のちの水無瀬宮)に、土御門上皇と順徳上皇が明治時代に合祀されて、現在の水無瀬神宮となる 後醍醐天皇(鎌倉時代末〜室町時代)- 怨霊化を恐れた足利尊氏が菩提を弔うために京都嵯峨野に天龍寺を造営し、また全国に安国寺利生塔を建立、設置した
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