日本の古文書とは? わかりやすく解説

日本の古文書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 15:23 UTC 版)

古文書」の記事における「日本の古文書」の解説

日本の歴史学では、文献史料古文書古記録分けられ古文書とは特定のに対して意志表示を行うために作成され文字史料差出人受取人存在するものをいう。これに対して特定の相手向けたものではなく受取人不特定意志一方的に表示されている文字史料古記録という。多く場合古記録二次史料古文書一次史料である。 古文書には当時原本(「正文しょうもん)が宛所の家にそのまま伝わる場合と、下書き(「草案そうあん/「土代」どだい)が差出人の家に控えとして伝世する場合がある。また、朝廷幕府が同じ命令各地に出すときや、分家するときに先祖発給受けた文書分家写しとして分与したり、訴訟証拠書類提出するとき、正文をもとに写し作成する。これら写しは「案文あんぶん)」と呼ばれている。 また偶然、機能終えた文書の裏面を利用して写本行ったり、裏面草案したためたりして廃棄されずに、別な形で伝世する場合がある。このような文書を「紙背文書」と呼ぶ。 なお、日本の国宝重要文化財指定されている古文書については1975年昭和50年)度からは「書跡・典籍の部」とは別に古文書の部」として指定されている。同年国宝及び重要文化財指定基準昭和26年文化財保護委員会告示第2号)が改正され、「古文書の部」の指定基準が「書跡・典籍の部」の指定基準とは別個に定められている。古文書の部の既指定物件には書状手紙)類が多く厳密な意味での古文書・文書のほか、日記などの記録類絵図系図なども含まれている。

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