日本の古代文字学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 16:43 UTC 版)
甲骨文・金文の学は日本においても早くから注目され、林泰輔が釈文を付して刊行した『亀甲獣骨文字』(1917年)をはじめとして、その翌年より高田忠周の『古籀篇』の刊行がはじまり、また中島竦の『書契淵源』(1937年)が出された。『古籀篇』100巻は当時利用することのできた甲骨文・金文を網羅し、『書契淵源』5帙は金文資料をまとめている。両書とも『説文解字』の字説に拘束されることなく字形学的な研究を試みたものである。特に『古籀篇』は中国の文字学界に大きな影響を与えた。
※この「日本の古代文字学」の解説は、「字統」の解説の一部です。
「日本の古代文字学」を含む「字統」の記事については、「字統」の概要を参照ください。
- 日本の古代文字学のページへのリンク