日本の古神道(民間信仰)、神道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 09:30 UTC 版)
「霊魂」の記事における「日本の古神道(民間信仰)、神道」の解説
古神道では、森羅万象にマナが宿るとする。南洋の諸民族、中国などに共通した思想があった。折口信夫『霊魂の話』によれば、肉体から容易に遊離し、付着すると考えられた。 優れた事績を残した人物の霊魂は、尊と同等の人格神、あるいはこれに相当する存在となるとされる。国家神道で明治以降、戦死者の魂のことを敬っていう場合は特に「英霊」(えいれい)と呼んでいる。 その区別や概念も曖昧であり、それを分類や定義付けることなく享受してきた。ただし、強弱や主客といえるような区別は存在し、大きいもの(巨石・山河)や古いもの長く生きたものが、その力が大きいと考えると同時に尊ばれた。 日本神話にある、人格神などの人としての偶像を持つ神々も信仰の対象とし、「それらの神がその他の森羅万象の神々を統べる」という考え方に時代とともに移っていった。 また神(霊魂)には荒御魂や和御魂という魂の様相があるとし、それぞれ「荒ぶり禍をもたらす魂」と、「和ぎり福をもたらす魂」とされる。
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