日本の主な雹害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 09:40 UTC 版)
1911年6月7日、青森県津軽地方で、落花生からミカンほどの大きさの雹が降り、5寸から3尺ほども地面に積もったため、中津軽郡堀越村(現:弘前市)を中心に農作物や家屋に大きな被害が出た。 1917年6月29日、埼玉県大里郡熊谷町(現:熊谷市)郊外で直径29.6cm(七寸八分、約37.9cmが基準の鯨尺で計測したとされる)、重さ3.4kg(九百匁)の雹が降り、負傷者や家屋倒壊などの被害が出た。午後4時頃から5時半頃にかけて、群馬県新田郡、山田郡、邑楽郡にも、雷雨とともに降雹があった。大きなものは 鶏卵大の雹であり、邑楽郡における被害は小麦130町歩7分、桑130町歩8分、陸稲100町歩7分、大豆90町歩 、小豆30町歩全滅であった。 1933年6月14日、兵庫県中央部で暴風をともなった直径4 - 5cmの雹が降った。死者10人、負傷者164人、住家の全半壊198棟、非住家の全半壊309棟に達し、日本最大の雹害とされる。 2000年5月24日、千葉県北部・茨城県南部の広い地域で暴風を伴った直径5 - 6cmの雹が降り、負傷者は162人、家屋の被害は約48000軒にものぼった。 2014年6月24日、東京都三鷹市や調布市などで地面を埋め尽くすほどの降雹があった。 2017年7月18日、東京都豊島区や板橋区などで雹が降り、駒込駅の屋根が大破するなどの被害が出た。 2021年9月6日、富山県南砺市の福野と井波を中心に大きいもので直径4cm程の雹が降り、特産のサトイモの葉が破れて茎が折れ、稲や白ネギの茎も折れるなどの農業被害や、複数の民家の窓ガラスが割れる被害を出した。 2022年6月2日-3日、埼玉県や群馬県や栃木県などで雹が降った。下校中の生徒82人が軽傷。
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