日本にも生息する生物の外国人への献名例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 10:00 UTC 版)
「献名」の記事における「日本にも生息する生物の外国人への献名例」の解説
日本列島を含むユーラシア大陸全土・北半球・太平洋全域に生息する生物は、すでにヨーロッパで発見され、学名に献名を冠されていることがある。日本固有種であっても、江戸時代に日本に駐在した学者から標本を提供され、新種記載された生物がある。多くは日本固有の和名を別に持つが、和名にも献名が反映されていることもある。汎存種のアダンソンハエトリHasarius adansoni (Audouin, 1826)や固有種のシュレーゲルアオガエルRhacophorus schlegelii (Günther, 1858)が好例である。 クロマツ Pinus thunbergii Parl. フィリッポ・パルラトーレ→カール・ツンベルク カラマツ Larix kaempferi (Lamb.) Carriere エィルマー・バーク・ランバート→エンゲルベルト・ケンペル シュロ(ワジュロ) Trachycarpus fortunei (Hook.) H.Wendl. ウィリアム・ジャクソン・フッカー、→ロバート・フォーチュン ミヤマザクラ Prunus maximowiczii (Rupr.) Kom. Aliss. フランツ・ヨーゼフ・ルプレヒト(ロシア語版)→カール・ヨハン・マキシモヴィッチ シラビソ Abies veitchii Lindl. ジョン・リンドリー→ジョン・グールド・ヴィーチ マリモ Aegagropila linnaei Kütz. フリードリヒ・トラウゴット・キュッツィンク(ドイツ語版)→カール・フォン・リンネ †ナウマンゾウ Palaeoloxodon naumanni (Makiyama, 1924) 槇山次郎→ハインリッヒ・エドムント・ナウマン シマフクロウ Ketupa blakistoni (Seebohm, 1884) ヘンリー・シーボーム→トーマス・ブレーキストン ルリカケス Garrulus lidthi Bonaparte, 1850 シャルル・リュシアン・ボナパルト→テオドール・ヘラルド・ヴァン・リート・デ・ユーデ ニホンマムシ Gloydius blomhoffii (Boie, 1826) ハインリヒ・ボイエ→ヤン・コック・ブロンホフ ゲンゴロウブナ Carassius cuvieri Temminck et Schlegel, 1846 コンラート・ヤコブ・テミンク、ヘルマン・シュレーゲル→ジョルジュ・キュヴィエ クロダイ Acanthopagrus schlegelii (Bleeker, 1854) ピーター・ブリーカー→ヘルマン・シュレーゲル ルリボシカミキリ Rosalia batesi Harold, 1877 エドガー・フォン・ハロルド(ロシア語版)→ヘンリー・ウォルター・ベイツ オニヤンマ Anotogaster sieboldii Selys, 1854 エドモン・ド・セリ・ロンシャン→フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト サワガニ Geothelphusa dehaani (White, 1847) アダム・ホワイト(英語版)→ウィレム・デ・ハーン ミズダコ Enteroctopus dofleini (Wülker, 1910) ゲルハルト・ヴュルカー(ドイツ語版)→フランツ・テオドール・ドフライン チョウセンハマグリ Meretrix lamarckii Deshayes, 1853 ジェラール・ポール・デエー→ジャン=バティスト・ラマルク
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