日本における初日カバーとは? わかりやすく解説

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日本における初日カバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 01:59 UTC 版)

初日カバー」の記事における「日本における初日カバー」の解説

日本最初に記念切手発行同時に記念印(特殊通信日付印)が作られたのは、1906年4月29日発行され日露戦争凱旋観兵式記念切手明治三十七八年戦役陸軍凱旋観兵式紀念郵便切手)の時である。この時には官製絵葉書同時に発行されており、この絵葉書切手貼り付け初日印押印したものが多数作られている。このような官製絵葉書記念切手を貼り記念印押印した郵趣品は、日本では数多く作られており、同様なものは日本の影響にあった満州国などでも製作された。この頃官製絵葉書切手を貼り初日印押印する現在のマキシマムカードに近い郵趣品が一般的であったその後日本でも封筒切手貼り付けて初日印押印した初日カバー作られるようになった日本では初日カバー業者版元)が多数存在している。そのうち著名なものに渡辺木版美術画舗による「渡辺版」、松屋による「松屋版」と呼ばれる木版印刷作製したものや、日本郵趣協会による「JPS版」などが有名である。 そのうち木版印刷よるものは、絵柄美しさ人気、または現存数によっては、未使用切手よりも高額取引されることもある。たとえば、「渡辺版」の版元である渡辺木版美術画舗銀座一流店であるが、この渡辺版は会員制で製作数が多くなく、昔から人気があった。その渡辺版のカシェ作者一人著名な版画家川瀬巴水1883年 - 1957年)がいた。彼の作品元にした初日カバー1948年から1956年にかけて製作されたが、彼の手によるものは特に人気高く他の版元で製作され初日カバーよりも美術品価値が高い為、状態が悪いものでも高価である。 現在でも新切手発行されるたびに初日印押印され初日カバー製作されるが、近年では切手収集家の減少加え郵政民営化前後から切手濫発されるようになったため、人気以前よりも低下している。初日印には汎用のいわゆるハト印や、新切手のために特別にデザインされ絵入り消印特印または絵入りハト印)が使用される普通切手ふるさと切手には絵入り消印用意されないため、ハト印や普通通信日付印風景印などが用いられる収集家は新切手に縁のある地方郵便局押印され初日カバー珍重することが多い。

※この「日本における初日カバー」の解説は、「初日カバー」の解説の一部です。
「日本における初日カバー」を含む「初日カバー」の記事については、「初日カバー」の概要を参照ください。

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