方言と変種とは? わかりやすく解説

方言と変種

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 05:09 UTC 版)

「英語」の記事における「方言と変種」の解説

英語は複数中心地言語であり、明確な標準語存在しない。ただし、最も早くイングランド植民地化されたアメリカで17世紀初頭それ以外18世紀末から19世紀末にかけての植民地化によって英語圏となったため言語分化する時間短く、さらに英語圏諸国密接な関係を維持しているために言語断絶少なくなっており、意思疎通ができなくなるほどの言語分化起こっておらず、一体性持った言語として存続している。英語の系統としては、アメリカ大陸への植民によってアメリカ英語イギリス英語系統分かれており、アメリカ英語系統カナダ英語アメリカ合衆国英語とに分かれ合衆国英語は植民地化したフィリピン英語の元となった。これに対しイギリス18世紀末以降積極的な植民によって世界各地英語圏広げていき、オーストラリア英語ニュージーランド英語西インド諸島英語やインド英語など、カナダを除く旧イギリス領諸国の英語は全てイギリス英語系譜へと連なっている。 一方英語圏辺縁においては言葉通じないもの同士簡単なコミュニケーションを取るためのピジン英語各地成立した。特にカリブ海地域においては奴隷貿易によって連れてこられたものたちの間で多様なピジン言語成立し、さらに次の世代には母語話者得て文法・語彙整備されジャマイカ・クレオール語代表される英語系のクレオール言語多数成立した。このクレオール言語解放奴隷によって西アフリカへと持ち込まれクリオ語などの英語系クレオール言語がさらに成立した英領太平洋諸島においてもこの過程存在しパプアニューギニアトク・ピシンなどの英語系クレオール言語成立している。英国世界各地植民地建設した関係上、英語を起源とするピジン言語クレオール言語は非常に数が多く全世界ピジン・クレオール言語の約40%は英語を起源とすると考えられている。

※この「方言と変種」の解説は、「英語」の解説の一部です。
「方言と変種」を含む「英語」の記事については、「英語」の概要を参照ください。

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