新火災対策への対応
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「京急1000形電車 (2代)」の記事における「新火災対策への対応」の解説
2004年(平成16年)12月に国土交通省の地下鉄道の火災対策の基準が見直され、この新火災対策へ対応した仕様とした。 連結面の車両間貫通扉を8両編成では3か所、4両編成では1か所であったが、3次車では各車両の浦賀方への設置に増設した。さらに客室天井のFRP製の冷房吹き出し口と補助送風機(ラインデリア)・排気扇の整風板カバーをポリカーボネート製から、それぞれアルミニウム製に変更した。火災対策には関係しないが、先頭車両では乗務員室内のみに設置されていた消火器を併結運転時に乗客が使用できるよう客室内にも設置した。 車端部の補助椅子とクロスシートは一体化させた形状に変更し、クロスシートの間隔を110 mm拡大した。 8両編成 ← 浦賀 製造メーカー竣工時期形式・車種デハ1000形(Muc) サハ1000形(Tpu) デハ1000形(M2u) デハ1000形(M1u) デハ1000形(M1s) デハ1000形(M2s) サハ1000形(Tps) デハ1000形(Msc) 搭載機器VVVF-A・CP SIV・BT VVVF-B VVVF-A VVVF-A VVVF-B SIV・BT VVVF-A・CP 車両質量32.0 t 27.0 t 30.0 t 30.0 t 30.0 t 30.0 t 27.0 t 32.0 t 車両番号1041 1042 1043 1044 1045 1046 1047 1048 東急 2005年1月 1049 1050 1051 1052 1053 1054 1055 1056 川崎 2005年3月 4両編成 ← 浦賀 製造メーカー竣工時期形式・車種デハ1000形(M1uc1) デハ1000形(M2) サハ1000形(Tp) デハ1000形(Msc1) 搭載機器VVVF-A・CP VVVF-B・BT SIV・SIV・BT VVVF-A・CP 車両質量32.0 t 31.0 t 27.0 t 32.0 t 車両番号1417 1418 1419 1420 東急 2005年3月 1421 1422 1423 1424 川崎 凡例 VVVF-A:主制御器(Box-A・制御側装置) VVVF-B:主制御器(Box-B・付随装置でBox-A側にて1C8M制御される。) SIV:補助電源装置(静止形インバータ) CP:空気圧縮機 BT:蓄電池 備考 パンタグラフは8両編成・4両編成ともに、付随車に2基を搭載する。 凡例は5次車まで同様である。
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