新市庁舎整備計画
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現市庁舎の老朽化が進んでいることから、2010年代前半より藤原保幸市長の主導で4代目となる新市庁舎への建て替えが計画され、2018年(平成30年)11月30日に「伊丹市新庁舎整備事業実施方針」が策定された。現在地での建て替えにより事業費は約135億円が見込まれ、2021年(令和3年)の竣工・2022年(令和4年)度中の供用開始を目指している。同時期には、市役所に隣接する兵庫県伊丹庁舎が阪神県民局(第2次)の本局として業務を開始する予定である。 また、新庁舎完成時に流通大手のイオンが発行している電子マネー「WAON」の伊丹版である「ITAMI WAON」を市職員用ICカードとして導入することで同社と合意し、2021年12月24日に覚書締結式が行われた。WAONが行政機関のICカード用として活用されるのは全国で初めてとなる。 市役所玄関前には1985年(昭和60年)から、近畿地方を拠点として活動していた彫刻家集団・環境造形Qの作品「白鳥の泉」が設置されていた。しかし、新庁舎への建て替えに際して耐震性の面で「安全と言い切れない」ことと重量の面から移設も困難であるとして、昆陽池公園などへの移設を求めた製作メンバーの意見も受け入れられず撤去された。 なお、市庁舎の建て替えに先立ち裏手にあった中央公民館は廃止され、昆陽池公園内にある労働福祉会館・青少年センター(スワンホール)へ統合されることになった。合わせて、図書館本館の移転後も市役所裏手に留まっていた博物館はみやのまえ文化の郷の日本庭園内への新築移転が予定されている。
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