新国立競技場関連
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国立競技場計画見直し問題に関して、コンペで決定したザハ・ハディド案の実現性に工期や費用の面から疑問を呈し、新たな案を複数提案した。 2014年5月、ハフィントン・ポスト上で国際コンペ案のキールアーチの問題点に言及し、「キールアーチの基礎部分が地下鉄施設に当たるのではないか」と指摘。 2014年6月、ハフィントン・ポスト上で基本設計のキールアーチの問題点に言及し、「アーチ構造が変わってしまっていて、屋根の構造が観客席の上部に蓋のように被された形になっており、なんのためのアーチかわからない見た目を似せただけの形式」と指摘。 2014年9月25日、自民党本部で開催された「自民党行革推進本部無駄撲滅プロジェクトチーム」(座長:河野太郎衆議院議員)ヒアリングに出席し、「ザハさんの案は国際コンペで入選した時の提案から、基本設計に至るまで物凄くデザイン的にも形的にも変わってきている」などの指摘を行った。(YouTubeタイトル“自民党行革推進本部無駄撲滅PT「新国立競技場」ヒアリング”より) 2015年4月、自身のブログ上で、実施設計では基本設計から更にアーチ構造が変更されて、「アーチタイ(タイバー)」が追加されていることを指摘。その巨大さについて、断面は「電車が2本入る」ような大きさ、長さについても「新国立競技場のキールアーチなら総長約400m...何もしなくても夏と冬で、昼と夜でアーチの弓も弦も動きまくる」などの懸念を表明。 2015年5月、キールアーチを用いず、屋根の片持ちトラスを各都道府県の鉄工所に発注する計画「オールジャパントラス47」を含んだ、国立競技場(明治神宮外苑競技場)をベースにしたデザイン案を提案。 2015年7月、設計図が残る2代目の国立霞ヶ丘競技場陸上競技場を元にした案への変更を提案。また自民党の衆参議員約70人が出席した勉強会にも、槇グループの建築家・大野秀敏と共に参加。「ショートケーキ工法(ユニット工法)」や「デザインビルド」方式なども工期の短縮につながると提言。 2015年8月、湾岸エリアにサッカー専用球技場を別に作る「森と海のダブルスタジアム」を提案。
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