断層の位置・形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/20 18:24 UTC 版)
水平的な分布としては、富山県富山市八尾町から富山市市街地を経由して、富山湾へと至る長さ約22-34.5kmで、呉羽丘陵と呉東平野の境界付近、及びその北東延長上である海脚付近に分布する。断層帯南部(射水丘陵)では北西―南東走向であるが、呉羽山丘陵沿いの北東―南西走向に漸移する。この側方変化は、日本海拡大時に形成された正断層が逆断層への反転構造の地下形状を反映している可能性がある。 断層帯は北西傾斜の逆断層(北西隆起・南西沈降)で、横ずれ成分は不明である。断層面の傾斜角は深度1km以浅で45度程度と推定されている。 富山市五福付近以南では断層面本体が地表に達していることが確認されているが、五福以北では浅層に断層面は確認されていない。しかし、顕著な非対称背斜構造を伴う特徴の類似から伏在断層の存在が推定される。
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断層の位置・形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/20 16:12 UTC 版)
「森本・富樫断層帯」の記事における「断層の位置・形状」の解説
本断層帯は、石川県河北郡津幡町から金沢市市街地を経て白山市に至る逆断層帯である。全長は約26kmで、手取川より北の金沢平野東縁に沿って北北東-南南西方向に延びる。この断層帯(金沢活断層系)は北から、森本断層、野町断層、富樫断層と、これらに付随する撓曲によって構成されており、主断層は東傾斜(東側隆起・西側沈降)と推定されている。断層面の上端は地表に達しており、断層面の傾斜は40〜60°と推定されることから、地震発生層の下限を15〜20km程度と仮定すると、断層面の幅は17〜31kmと推定できる。 本断層帯は東傾斜の逆断層であるが、断層山地(医王山山塊)を挟んで、西傾斜逆断層の砺波平野断層帯西部(法林寺断層・石動断層)が分布する。また、本断層帯の北には東傾斜逆断層の邑知潟断層帯が分布する。
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