三方・花折断層帯とは? わかりやすく解説

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三方・花折断層帯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 03:05 UTC 版)

三方・花折断層帯(みかた・はなおれだんそうたい)は、若狭湾から、福井県美浜町若狭町滋賀県高島市大津市京都府京都市を経由して、宇治市へ至る活断層帯である。構成される断層は、東側隆起の逆断層である三方断層帯、左横ずれ断層熊川断層、右横ずれ断層の花折断層帯北部・中部(花折断層)、東側隆起の逆断層である花折断層帯南部よりなる。このうち、三方断層帯と花折断層帯北部は1662年寛文近江・若狭地震で活動したと推定されている。


注釈

  1. ^ 断層面の平均変位速度ではない。
  2. ^ 銀閣寺-南禅寺(断層)とも表記される。

出典

  1. ^ 小松原琢 (2006). “寛文二年(1662)近江・若狭地震の地震像と被災地区の歴史地理的考察” (PDF). 京都歴史災害研究 5: 21-38. http://r-dmuch.jp/jp/results/disaster/vol05.html 2018年11月20日閲覧。. 
  2. ^ 西山昭仁 ほか (2005). “活断層調査と文献史料から推定した寛文二年(1662)若狭・近江地震の起震断層と震源過程” (PDF). 歴史地震 20: 257-266. http://www.histeq.jp/kaishi_20/35-Nishiyama1.pdf 2018年11月20日閲覧。. 
  3. ^ a b 岡田篤正 (2007). “花折断層南部における諸性質と吉田山周辺の地形発達” (PDF). 歴史都市防災論文集 1: 37-44. https://hdl.handle.net/10367/1831 2018年11月20日閲覧。. 
  4. ^ 京都府周辺の活断層と歴史地震・古地震 地質ニュース615号、49 - 53頁,2005年11月
  5. ^ 吉岡敏和、苅谷愛彦、七山太 ほか、「トレンチ発掘調査に基づく花折断層の最新活動と1662年寛文地震」 地震 第2輯 1998年 51巻 1号 p.83 - 97、doi:10.4294/zisin1948.51.1_83
  6. ^ 吉岡敏和、宍倉正展、細矢卓志 ほか、「花折断層南部の過去2回の活動時期-京都市修学院地区におけるトレンチ調査結果」 活断層研究 2002年 2002巻 21号 p.59 - 65、doi:10.11462/afr1985.2002.21_59
  7. ^ 土岐憲三 ほか (2007). “花折断層による京都盆地の3次元非線形有限要素法による強震動予測”. 日本地震工学会論文集 7 (5): 45-59. doi:10.5610/jaee.7.5_45. https://doi.org/10.5610/jaee.7.5_45 2018年11月20日閲覧。. 


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