数字の暗記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 00:47 UTC 版)
数字の羅列は覚えにくいものであるから、これに言葉を当て、意味のある文章にすることで覚えやすくする方法は古くから行われた。たとえば円周率3.14159265を「産医師異国に向こう」とすると覚えやすくなる。英語では、文字数を利用した方法があり、円周率の例では "Yes, I have a number." の各単語の字数が 3.1416 となる。現代では個人的な番号、たとえば暗証番号や電話番号など記憶しておく必要のある数列の例は多く、それらを覚える際にも使われる。 数字の読み替えは、以下のように行う。示してあるのは代表的なものだけである。(10で「と」「てん」などとする場合もある) 1 : いち、い、ひとつ、ひと、ひ、あい(字形から)、ぼう(字形から) 2 : に、ふたつ、ふた、ふ、つ(英語から)、じ 3 : さん、さ、みっつ、みつ、み 4 : よん、よ、よっつ、よつ、し、ふぉ(英語から)、ほ 5 : ご、こ、いつつ、いつ 6 : ろく、ろ、むっつ、むつ、む、る(6を速く言うとそう聞こえることがある) 7 : しち、ななつ、なな、な 8 : はち、は、ば、ぱあ、やっつ、やつ、や、やあ 9 : きゅう、きゅ、く、ここのつ、ここの、こ 0 : れい、れ、ぜろ、ない、わ(字形から)、まる(字形から)、ま、お、おー・おう・おお(アルファベットのOから。) っ(促音)やー(長音符)、ん等は、数字にかかわらず比較的自由に使われる。 例えば、砺波市では自治体が語呂合わせ「1073」(となみ)を用いている。 下記のような有名な数字は、覚えるための語呂合わせに、ある程度よく知られた定番があるが、個人が勝手に作る例も多い。 また、日本では国家予算が決定すると、これに語呂合わせを作る恒例があった。たとえば1973年のそれは14兆2840億円(142840億)であったことから、政府はこれに『いい世に走れ』という語呂合わせをつけて発表した。これに対して、「いい世にはしない」という語呂合わせが発表され、新聞紙上等を賑した。 詳細は「大蔵省による一般会計予算の語呂合わせ」を参照 以下、いくつかの分野における、数字を記憶するための語呂合わせの定番の例を挙げる。
※この「数字の暗記」の解説は、「語呂合わせ」の解説の一部です。
「数字の暗記」を含む「語呂合わせ」の記事については、「語呂合わせ」の概要を参照ください。
- 数字の暗記のページへのリンク