政治家と利権とは? わかりやすく解説

政治家と利権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 00:29 UTC 版)

政治家」の記事における「政治家と利権」の解説

政治家仲立ちとする地方と国との利害関係やそれに起因する諸問題は、今も昔も政治世界では避けて通ることができない政治家選出する側である有権者は、諸制度改善地元地方へのインフラ整備などによる社会的福祉的な恩恵、あるいは国家的なイベント企業誘致公共事業受注などによる経済効果求めるし、政治家地元への便宜をはかることで次の選挙での再選を期そうとする。社会的な利益還元として地元潤すであれば特に法を犯すともないが、一部政治家強烈な圧力によって公共事業計画大幅に変更させたり、公共事業ばらまいたりといった行為がしばしば非難対象となる。こういったことは日本限らずアメリカで聞かれる話で、少し古い話だが、1950年代後半アメリカ陸軍準中距離弾道ミサイルMGM-31 パーシング主契約企業選定作業で、元ミシガン州知事であった陸軍長官ウィルバー・ブラッカーが、契約ミシガン州企業与えるように地元から圧力かけられていたことがあった。候補挙がっていた企業の中でミシガン州企業クライスラーだけであったが、実際に受注したのはマーティン・マリエッタであった。 こういった政治家仲立ちとする利権が、制度不備改善交通網の整備といった公共の福祉大幅に超えて特定の個人企業対す不正な利益供与に至ると汚職事件にも発展していく。政治家の汚職幾度となく問題となり、逮捕者出たり有罪判決出て失職するような事件起こっても後を絶つとがないまた、有罪判決受けて失職してしまったにも関わらず有権者地元への恩恵期待から、その政治家次の選挙で再び当選してしまうことも決して珍しいことではない。

※この「政治家と利権」の解説は、「政治家」の解説の一部です。
「政治家と利権」を含む「政治家」の記事については、「政治家」の概要を参照ください。

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