播州赤穂駅 - 東岡山駅間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:05 UTC 版)
「赤穂線」の記事における「播州赤穂駅 - 東岡山駅間」の解説
すべての列車が山陽本線の岡山駅まで直通運転しているが、2021年10月2日ダイヤ改正時点では、さらに岡山駅を越えて岡山県内は山陽本線倉敷駅発着、伯備線の総社駅・備中高梁駅・新見駅発着、新郷始発(平日・土曜日のみ。日曜日・祝日は新見発)列車、広島県内は山陽本線福山駅・糸崎駅発着と三原始発列車が設定されている(いずれも岡山駅を境に列車番号が変わる)。鳥取県・島根県内の駅を発着する列車は設定されていない。 日中は岡山駅 - 播州赤穂駅間では播州赤穂駅折り返し列車が1時間に1本運行されている。岡山市内区間である岡山駅 - 西大寺駅間は西大寺駅折り返し列車が加わり1時間2本の運行となっている。朝晩には日生駅・備前片上駅や長船駅を始発・終点とする列車もあり、日生駅・備前片上駅で夜間滞泊する列車がある。2004年10月16日のダイヤ改正からは、一部の列車でワンマン運転が行われている。朝2.5往復と夜の日生行きは6両、ワンマン列車は2両、それ以外は3・4両編成での運転である。 国鉄時代は1時間に1本程度の運行で、京都・大阪方面 - 播州赤穂駅間の列車と、姫路駅 - 赤穂線経由岡山駅間の全線直通列車の組み合わせで、それ以後から2004年10月15日までは相生駅 - 播州赤穂駅間の列車と相生駅 - 赤穂線経由岡山駅間の全線直通列車の組み合わせであった。民営化直前に相生駅 - 播州赤穂駅間と、長船駅 - 岡山駅間の本数が増発されている。赤穂線の列車は、相生以東と東岡山以西の駅での誤乗を防ぐため、行先板を赤い地色としていた。播州赤穂駅 - 岡山駅間を運行する普通の大半は、姫路駅 - 播州赤穂駅間の普通との接続を考慮したダイヤ編成になっている。 赤穂線全線を直通する列車は、2013年3月15日まで夜に上り1本のみ(備中高梁発姫路行き1936M列車)運行されていたが、翌3月16日のダイヤ改正で播州赤穂行きに変更され、これをもって赤穂線は播州赤穂駅で完全に運転系統が分断された。 毎年10月第3土曜・日曜日には伊部周辺で「備前焼まつり」が行われる。祭りの開催日には岡山方面からの西大寺止まりの列車を日生や備前片上まで臨時に延長運転している。 夜間を中心に、山裾の区間が多い香登以東では鹿などの小動物と列車が接触し、列車が遅れることがよくある。そのためJR西日本では頻繁に小動物が出没する箇所には、弱い電流が流れる電気柵を設置し対策に乗り出している。
※この「播州赤穂駅 - 東岡山駅間」の解説は、「赤穂線」の解説の一部です。
「播州赤穂駅 - 東岡山駅間」を含む「赤穂線」の記事については、「赤穂線」の概要を参照ください。
- 播州赤穂駅 - 東岡山駅間のページへのリンク