はい‐れつ【配列/排列】
排列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 23:50 UTC 版)
近現代の多くの国語辞典は、項目を五十音順に排列する。明治より前の字引の類いはいろは順であり、近代にもいろは順のものがある。このほかローマ字排列のものもある。個々の辞典によって細部は異なるが基本的なルールはだいたい同じである。他の事典類では長音記号を無視したような順で並べるものが多いが、国語辞典では長音記号の発音に該当する母音があるものとするものが多い、といった違いがある。 清音、濁音、半濁音については、そのまま清音、濁音、半濁音の順となる(例・はり【玻璃】、ばり【罵詈】、パリ【Paris】)。 直音、促音、拗音については国語辞典により異なる。直音、促音・拗音の順とするもの(例・めつき【目付き】、めっき【鍍金】の順)。集文館『新選国語辞典』など。 促音・拗音、直音の順とするもの(例・めっき【鍍金】、めつき【目付き】の順)。岩波書店『広辞苑』など。 長音についても国語辞典により異なる。直上のカタカナの母音に相当する音が続いているものとみて扱うもの(例・アート【art】を「アアト」の位置に配置)。岩波書店『広辞苑』など。 長音符を見出し語の配列には関係ないものとして扱うもの(例・アート【art】を「アト」の位置に配置)。集文館『新選国語辞典』など。 複合語についても国語辞典により異なる。親項目に続けて配置するもの(例・「こくごきょういく【国語教育】」や「こくごしんぎかい【国語審議会】」を「こくご【国語】」の子項目としてその中に配置)。 完全に独立項目とするもの(例・「こくごきょういく【国語教育】」や「こくごしんぎかい【国語審議会】」を「こくご【国語】」とは別項目として配置)。 同音の場合の配列についても国語辞典により異なる。
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