捏造疑惑を否定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 05:41 UTC 版)
「TBS不二家捏造報道問題」の記事における「捏造疑惑を否定」の解説
捏造疑惑の発覚に対してTBSは、3月28日に緊急会見を行い、次のような釈明を行った。 証言者が不二家で勤務していたのは10年以上前であったが、放送内容は最近のことと誤解をまねきかねないものだった。 牛乳の混入については、正確性を欠いていた。 チョコレートの不正利用という捏造疑惑の根幹部分については、やらせや捏造は無かったとしてあらためて否定した。 また、みのもんたの「廃業」発言については「『廃業も覚悟でがんばってほしい』という、みのさんの応援だったのでは」などと、苦しまぎれともとれるフォローを行った。なお、のちのTBS検証委員会の報告書によってTBSはこの時点でチョコレートの証言として放送されたVTRがカントリーマアムに対する証言のVTRだったことをすでに社として把握していたことが明らかになった。 しかし、TBSはこの会見の後も放送では謝罪、訂正は行わず、メモや録音テープが公開されたことについては「不二家側のメモが間違っている」、「了解も無くテープを公開したのは道義にもとる」などと反発。郷原の公開質問状も黙殺した。 更に、みのも週刊誌報道で「僕が報道の取材をしているわけじゃないんだからさ、消費期限と賞味期限の違いも解らずに、放送作家に言われた通りにしゃべっただけ」「捏造ってことは、僕はあり得ないと思いますよ」と答えるなど、一貫して捏造を否定し続けた。 こうした一連の対応によるTBSやみのへの批判の高まりをうけて、TBSは4月18日の『みのもんたの朝ズバッ!』において、謝罪放送を行った。このとき、3月28日に明らかにした点に加え、チョコレートが店から工場に戻ってくるという証言が伝聞情報が含まれていることを初めて明らかにした。 しかし「正確性を欠き誤解を招きかねない表現があった」とするにとどまり、捏造については再度否定。「廃業」発言についても「いきすぎた表現、コメントがあった点についてもお詫びします」と番組キャスターが謝罪したが、この時みの自身の謝罪は一切無かった(みのはBPO倫理検証委員会の見解を受け、捏造報道から7ヶ月後の8月16日に初めて謝罪をしている。後述)。 これに対し不二家関係者は不快感を示し、郷原も謝罪は不十分とした。
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