抗生物質最大手としてとは? わかりやすく解説

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抗生物質最大手として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 03:31 UTC 版)

塩野義製薬」の記事における「抗生物質最大手として」の解説

1980年代後半医療用医薬品市場は、抗生物質全盛時代迎える。それと共にシオノギ抗生物質売り上げピーク達した。その当時シオノギ売上高概略以下のとおりである。総売り上げ約2,000億円(市場シェア5%強)で、売り上げ全体の約3分の2近く抗生物質占めていた(市場シェア25%)。その中で代表的な抗生物質売り上げ高は、ケフラール(内服)約600億円、シオマリン(注射)約400億円であった。この2品目だけで、売り上げ全体のほぼ半分占めていたことになる。なお、薬局薬店向け医薬品割合は約3.5%である。「シオノギ経営」(脚注参照同社主力となったのは、主にセファロスポリン抗生物質である。セファロスポリン系(セフェム系抗生物質は、1960年代に米・イーライ・リリー社によって製品化された新し抗生物質である。シオノギでは、注射用剤として1965年昭和40年)にケフリン、1967年にケフロジン、そして1970年内服のケフレックスを次々と同社から導入して自社製品化ていった。そしてその後自社研究所新薬創製成功する1981年発売されたシオマリン(世界初オキサセフェム抗生物質)と、1988年発売されフルマリン(これもオキサセフェム系)であり、いずれも注射製剤である。また内服では、ケフレックス(前述)に引き続いて1981年発売のケフラールをイーライ・リリー社から導入、さらに自社研究所1997年発売フロモックス創製している。これらもすべてセフェム系抗生物質である。 セフェム系抗生物質以外の主な微生物としては、1991年に、イーライ・リリー社から塩酸バンコマイシングリコペプチド系抗生物質)を導入して販売開始。さらに自社研究所で、フィニバックスカルバペネム系抗生物質)の創製成功2005年販売開始している。また2010年末には、ラピアクタ(抗インフルエンザウイルス剤)の販売開始している。シオノギ米国ベンチャー企業バイオクリスト)から導入して日本国内開発行ったもので、世界初注射ノイラミニダーゼ阻害剤である。 その他にフラジールメトロニダゾール)がある。1957年、仏・ローヌ・プーラン・ローラー社研究所で開発された抗トリコモナス剤である。1961年国内にて販売開始2005年になって、「ヘリコバクター・ピロリ除菌」(二次除菌に関する効能効果及び用法・用量追加承認され2010年には、除菌に関する効能効果範囲拡大された。さらに2012年平成24年)には、公知申請によって「細菌性腟症」の効能効果及び用法・用量追加承認された。

※この「抗生物質最大手として」の解説は、「塩野義製薬」の解説の一部です。
「抗生物質最大手として」を含む「塩野義製薬」の記事については、「塩野義製薬」の概要を参照ください。

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