承安軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 16:52 UTC 版)
北域の噂を聞いて南域の豪商たちが連合し、左遷されてきた役人「面涼」を神輿にかついで立ち上げた反乱軍。基本的に喰いつめ者や盗賊をかき集めた烏合の衆。補給や政治等には興味の無い略奪者の集団だったが、仮面の軍師、崇鳳が参加してからは、それなりに軍隊としての体裁を整えつつある。 面涼(めんりょう) 承安軍総司令官。若くして科挙に合格した男だったが、他人に配慮することができなかったため月原弦斉の共謀者として左遷になる。左遷先の承安で鳳鶴によって「官吏で面の押し出しがイイ」という理由で反乱軍の総大将にされてしまう。 崇鳳(すうほう) 謎の仮面軍師。となっているが、正体は侘瑠徒に敗れて再帰を期した沢樹延銘。この頃には人間性の致命的な欠陥は少し柔らかくなっている。承安軍の軍師を務める。兵士の感情は、士気を保つ上で重要な情報と認識するようになっている。温蕉の戦いでは軍師に抜擢され、反乱軍の勝利に貢献する。 帝都に侵攻し、帝都を焼くことによって過去の沢樹延銘の不名誉な名を消して、自身の名誉を取り戻したいと考えている。 鳳鶴(ほうかく) 南域の沿海州の製塩業の元締め。承安に本拠を持ち、左遷されてきた役人「面涼」を神輿にかついで月原弦斉を救出。反乱軍を立ち上げた。承安軍の影の支配者だが、軍の指揮や政治の能力等は無い。 臨在(りんざい) 承安軍唯一の騎兵隊の将軍。温蕉の前哨戦ではたった1000の近衛騎兵連隊に敗北する。 ムルト 崇鳳に従う奴隷少女。天然ボケだが、鋭いところもある。元は南方にある島一つ、街一つの小さな王国の王族の出身。だが、将軍の反乱により一族は処刑され、自身も奴隷商人に売り飛ばされた。元王族ゆえに文字の読み書きが出来る。
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