戦時体制と1943年薬事法とは? わかりやすく解説

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戦時体制と1943年薬事法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 07:44 UTC 版)

薬事法の歴史」の記事における「戦時体制と1943年薬事法」の解説

1937年昭和12年)に日中戦争始まったことを受け、翌1938年昭和13年)には国家総動員法制定され戦時体制確立されていった生活必需品である医薬品についても物資統制例外ではなく、その翌年である1939年昭和14年)には価格統制政令により実施されつづけて1941年昭和16年)には戦時統制目的として日本医薬品生産統制株式会社および日本医薬品配給統制株式会社設立され製薬者はすべて前者に、薬種商はすべて後者所属するものとされた。具体的には、厚生省当時)の計画沿って下記のとおり医薬品流通統制するものであった生産統制会社→(原材料)→製薬者→(医薬品)→生産統制会社配給統制会社薬種商薬剤師国民 両統会社同年9月1日より業務開始することとなる。同年12月8日真珠湾攻撃きっかけとして戦争激化していく中、このように医薬品にかかる戦時統制体制確立されていく。 1943年昭和18年)には「薬事衛生適正ヲ期シ国民体力ノ向上ヲ図ル」ことを目的として薬事法昭和18年3月12日法律48号。旧々薬事法とも)が制定された。従来医薬品に関する諸法令が同法にまとめられたほか、医薬品の製造業に許可制導入するなど、不良医薬品取り締まりおよび一層の品質適正化図られた。 もっともこれによって統制以前には40種あったとされる日本薬品6000程度統合されて、江戸時代以前からの処方なども含めて多数廃絶し残されたもの成分変更などによって全く異質薬品への変更余儀なくされたものも存在したと言われている。

※この「戦時体制と1943年薬事法」の解説は、「薬事法の歴史」の解説の一部です。
「戦時体制と1943年薬事法」を含む「薬事法の歴史」の記事については、「薬事法の歴史」の概要を参照ください。

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